「AI動画生成 無料」と検索すると、どのサービスも「無料で始められる」「今すぐ無料で作れる」とうたっています。ですが、いざ登録してみると、作れたのは透かし入りの5秒動画が1本だけ、というのはよくある話です。
このページでは、文章から動画を作る「テキスト生成」も、画像を動かす「画像生成(image-to-video)」も含めた主要8サービスについて、無料枠で本当は何本作れるのかを、クレジット・透かし・待ち時間・商用利用の観点で横並びにしました。各サービスの数値は2026年7月12日に公式ページ・最新レビューで確認した内容です(無料枠は改定が頻繁なので、登録前にアプリ内で最新値を必ずご確認ください)。
主要サービスの無料登録画面(Pollo AI・Kling AI・Vidu)·2026年7月12日撮影
結論:無料枠「実測」早見表
先に結論です。「無料クレジット」の額面ではなく、5秒・720pの動画を実際に何本完成できるかに換算しました。
| サービス | 無料クレジット | 5秒720p換算(実質本数) | 透かし | 待ち時間 | 商用利用 |
|---|---|---|---|---|---|
| PixVerse | 初回90+毎日60(当日失効) | 約1本/日(1本≈35cr〜) | あり | 混雑時はキュー待ち | 不可 |
| Pollo AI | 初回10+少量のデイリー | 約1本/日(短尺3〜5秒) | あり | 標準キュー | 不可 |
| DomoAI | 初回のみ約15cr(毎日補充なし) | 合計3本前後で終了 | あり | 標準キュー | 不可 |
| Vidnoz | 毎日30cr | アバター動画中心・約1〜2本/日 | あり | 混雑時待ち | 不可 |
| Vizard | 月60分(1cr=1分) | ※動画「生成」ではなく長尺→切り抜き | あり | 標準キュー | 不可 |
| Vidu | 日本から利用不可(中国専用化・+86番号必須) | ― | ― | ― | ― |
| Hailuo AI | 新規2000cr(1本25cr) | 約80本(新規配布分) | あり(MINIMAX)※ | 無料は低優先 | 不可 |
| Canva | 回数制限あり(画面上は残数非表示) | 合計5本(各4秒固定) | 原則なし※ | ほぼ即時 | 規約内で可 |
※Hailuo AIの無料出力には、右下にMINIMAX|Hailuo AIの透かしが焼き込まれます(2026年7月12日実測で確認・後述)。Canvaは生成物自体に透かしは付きませんが、Pro素材を混ぜると書き出し時に透かしが入ります。Viduは国際版が中国国内向け(vidu.cn)へ移行し、日本の電話番号では登録できません(後述)。
このように「無料」といっても中身はバラバラです。毎日リセットで細く長く使える型(PixVerse/Vidnoz)、新規まとめ配布で当面回せる型(Hailuo)、**初回配布きりで実質お試しの型(DomoAI/Canva)**の3タイプに大きく分かれます(Viduは日本から利用不可)。以下、1社ずつ実測ベースで見ていきます。
1. PixVerse — 毎日60クレジットで「1日1本」型
PixVerseは新規登録で一度きりのボーナス90クレジット、加えて毎日60クレジットが補充されます。ただしデイリー分はその日のうちに使わないと失効します。火曜にログインして水曜をサボると、その60は消えます。
1本の生成に約35クレジット以上(モデルや長さで変動)かかるため、無料枠で作れるのは実質1日あたり短い動画1本ほど。しかも無料出力には透かしが入り、解像度も低め(時期により360p〜720pと報告が分かれます)に絞られます。商用利用は不可で、仕事で使うなら有料プランかAPI経由が必要です。
画質と生成の安定感は高いので、「毎日コツコツ1本試したい」人の入り口としては優秀です。

2. Pollo AI — 各社モデルの「盛り合わせ」だが無料枠は薄い
Pollo AIは、他社の動画モデルをまとめて使える集約型プラットフォームです。無料プランは0円で、初回10クレジット+設定次第の少量デイリー。実際に作れるのは1日あたり短尺(3〜5秒)の画像→動画が1本程度で、あくまで軽い試用向けです。
無料出力にはPollo AIの透かしが入り、外すには有料のLite(年払い月$10・300クレジット)以上が必要です。「いろんなモデルを1か所で試したいが、まずは無料で雰囲気だけ掴みたい」用途に向きます。
3. DomoAI — 「毎日補充なし」の初回きりお試し
DomoAIはアニメ調のスタイル変換や動画リスタイルに強いサービスです。ただし無料枠は登録時に配られる約15クレジットきりで、毎日の補充がありません。使い切ったらそこで終了で、続けるにはBasic(年払い月$6.99・500クレジット≒動画100本相当=1本あたり約5クレジット)以上への課金が前提になります。
つまりDomoAIの無料枠は「毎日使う」用途ではなく、スタイルが自分の素材に合うかを数本で見極めるための試食と考えるのが正確です。無料出力は透かし付き・商用不可です。
4. Vidnoz — 「毎日30クレジット」だがアバター動画が主戦場
Vidnozは毎日30クレジットが無料で配布されます(画面表示「The daily 30 credits (=1 min)」を実測確認)。PixVerseの毎日60より少なめですが、Vidnozの中心はAIアバター(人物が喋る)動画で、テキストや画像から自由な映像を作る用途とは少し毛色が違います。
アバターの尺やオプションでクレジット消費は変わり、無料枠での目安は1日1〜2本。無料出力には透かしが入ります。「解説動画やSNS用に、喋るアバターを毎日1本作りたい」なら無料枠でも十分回せます。逆に「自由な映像表現」を求めるなら、他社のほうが向いています。
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5. Vizard — そもそも「生成」ではなく「切り抜き」ツール
Vizardは他の7社とはカテゴリが違います。ゼロから動画を生成するのではなく、長尺動画をAIが自動でショート動画に切り抜くリパーパス系ツールです。「AI動画」で括られがちですが、用途を混同しないよう注意してください。
無料プランは月60クレジット(1クレジット=1分)=月にアップロードできる素材は最大60分、書き出しは1本10分・720pまで、そして透かし付き。保存期間は3日間で、放置すると消えます。
「自分で撮った・録画した長い動画を、切り抜いてSNSに流したい」なら無料枠でも試す価値があります。テキストや画像から新規映像を作りたい人には、そもそも対象外のツールです。
6. Vidu — かつての有力候補、いまは日本から利用不可
Viduはかつて、登録ボーナスとオフピークの無料生成で「無料でも本数を回せる」有力候補でした。しかし2026年7月時点では、日本からの新規利用が実質できなくなっています。国際版(vidu.com)にアクセスすると中国国内向けのvidu.cnへ移行し、登録には中国の携帯番号(+86)が必要になりました。日本の電話番号では登録を完了できず、日本のユーザーは事実上シャットアウトされています。
そのため本記事の無料枠比較からは実質的に外れます。今後日本から使えるようになった場合に備えて、仕様の変遷は当サイトのVidu個別記事にまとめています。
▶ Viduを試す:vidu.com(アクセスするとvidu.cnへ)
7. Hailuo AI(MiniMax)— 物理表現に強く、無料でも数本/日
Hailuo AI(MiniMaxが提供)は、動きの物理的な自然さに定評があるモデルです。無料枠は気前が良く、Googleアカウントでそのままログインでき、新規登録で2000クレジットが付与されます。1本あたりの消費は約25クレジットなので、単純計算で約80本を無料で試せます(2026年7月12日に実測。MiniMaxは配布量を頻繁に調整するため、アプリ内の最新値もご確認ください)。出力は720p前後で、無料は同時実行が3タスクまでに制限されます。
透かしについては、以前は情報が交錯していましたが、実測で決着しました。無料出力には、動画の右下にMINIMAX|Hailuo AIの透かしが焼き込まれます(2026年7月12日にスクリーンショットで確認)。透かしなしにするには有料プランが必要で、無料枠での商用利用は認められていません。
▶ Hailuo AIを試す:hailuoai.video
8. Canva — 無料は回数制限あり(残数は画面非表示)、事実上の体験版
Canvaは動画専用サービスではありませんが、Magic Mediaでテキストから短い動画クリップを作れます。ただし無料プランの動画生成は回数制限があり、公称では生涯合計5回とされています。注意したいのは、Canvaの画面上には無料生成の残り回数が数字で表示されない点です(2026年7月12日実測)。カウンターは見えず、上限に達して初めて「使い切った・Proにアップグレードを」という案内が出る仕様なので、あと何本作れるかは画面から把握できません。使い切ると、Proへのアップグレードまで動画生成はロックされます。
1クリップはプロンプトに関わらず一律4秒固定。透かしは、AI生成要素そのものには付きませんが、Pro素材・Proテンプレート・Pro動画を1つでも混ぜると書き出し時に透かしが入るか、アップグレードを求められます。すでにCanvaでデザインをしている人が「ついでに数本試す」には便利ですが、AI動画の本命として無料で使い続けるのは無理があります。
▶ Canvaを試す:canva.com

【最重要】クレジット制の罠:標価クレジット≠実際に作れる本数
ここが当サイトが最も伝えたいポイントです。多くの人が**「300クレジット=動画◯本作れる」と額面通りに信じて課金し、後悔**します。実際にはそう単純ではありません。理由は3つあります。
1. 失敗・ボツもクレジットを消費する。 AI動画は、プロンプトが思い通りに反映されず「作り直し」が日常です。ところが多くのサービスでは、生成が成功しても失敗しても(=満足いかず捨てても)クレジットは同じだけ引かれます。「1本35クレジット」でも、納得の1本を得るまでに3回ボツを出せば、実質105クレジット=約3本分を消費した計算になります。
2. 高解像度・長尺・上位モデルは消費が跳ね上がる。 「1本◯クレジット」は最低設定での話で、720p→1080pや、5秒→10秒、上位モデルへの切り替えで消費は2〜4倍に膨らみます。無料枠の「1日1本」も、少し欲張った設定にすると2日で1本に落ちます。
3. デイリー枠は「繰り越せない」。 PixVerseやHailuoの毎日配布は、使わなければその日のうちに失効します。「貯めてまとめて大作を1本」はできません。
「実質単価」の出し方
だからこそ、当サイトは額面クレジットではなく**「実質単価」**を見ることを勧めています。計算はシンプルです。
実質単価 = 月額料金 ÷(その月に"納得して残した"本数)
たとえば月$10・300クレジットのプランで、1本35クレジットなら額面は約8本。ですが、平均で1本につき2回ボツを出すなら、納得の完成品は約3本。すると実質単価は $10 ÷ 3本 ≒ 1本あたり$3.3。額面($10÷8本=約$1.25)の2.6倍です。
無料枠の比較も同じ発想です。「毎日60クレジット」に踊らされず、**“ボツ込みで、透かしなしの使える本数がゼロ(無料は全部透かし付き)”**という現実から逆算するのが、遠回りに見えて一番の近道です。
目的別・無料枠の選び方
- 毎日コツコツ練習したい → PixVerse(毎日60cr・画質良)。
- 無料で本数を稼いで検証したい → Hailuo AI(新規2000cr・約80本)。ただし透かしあり。
- 喋るアバター動画を作りたい → Vidnoz(毎日30cr・アバター特化)。
- アニメ調スタイル変換を試したい → DomoAI(初回15crで数本だけお試し)。
- 手持ちの長尺を切り抜きたい → Vizard(月60分・ただし生成ツールではない)。
- Canvaで既にデザインしている → Canva(ついでに5回だけ)。
いずれも無料は「透かし付き・非商用」が大前提です。SNSの下書き・練習・検証まではどれも無料で回せますが、「透かしなしで商用に出す」段階になったら、必ず有料が必要になります。そこで初めて、前述の「実質単価」で各社を比べてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 完全に無料で、透かしなしのAI動画は作れますか? A. 2026年7月時点では、実質的に困難です。今回の8社はすべて、無料枠の出力に透かしが入るか(Hailuoも実測で右下にMINIMAXの透かしを確認)、非商用限定です。「透かしなし・商用可」は、ほぼ例外なく有料プランの機能です。Canvaだけは生成物自体に透かしが付きませんが、動画は回数制限(公称5回)で打ち止めです。
Q. 無料クレジットは毎日もらえますか?それとも1回だけ? A. サービスで分かれます。PixVerse・Vidnozは毎日補充(ただし当日失効)、Hailuoは新規登録時に2000クレジットをまとめて配布、DomoAI・Canvaは初回きりという設計です。なおViduは中国専用化で日本からは登録自体ができません。「毎日使いたいか、数本試すだけか」で選ぶと失敗しません。
Q. 「300クレジットで何本」という表記を信じていいですか? A. 額面通りには受け取らないでください。失敗・ボツも同じだけクレジットを消費し、高解像度や長尺、上位モデルでは消費が数倍になります。本文の「実質単価」の式で、ボツ込みの完成本数から逆算するのが安全です。
Q. 無料枠のまま仕事(商用)で使うとどうなりますか? A. 今回の8社はいずれも無料枠での商用利用を認めていません。規約違反になるほか、透かしも入ります。クライアントワークやSNS収益化を伴う用途では、素直に有料プランを選んでください。
まとめ
「AI動画生成 無料」は、どのサービスも入り口は用意していますが、中身は「透かし付き・非商用・1日1本前後」が現実です。それでも、練習と検証には十分すぎるほど使えます。
- 毎日回すなら PixVerse
- 無料で本数を稼ぐなら Hailuo AI(新規2000cr・約80本、ただし透かしあり)
- アバターなら Vidnoz
まずは無料枠で「自分の作りたい映像が、そのモデルで出せるか」を見極める。そのうえで、透かしなし・商用の段階に来たら、**額面クレジットではなく「実質単価」**で有料プランを選ぶ——これが、無駄な課金を避ける一番確実な順番です。
各サービスの有料プランの実質単価は、当サイトで実際に課金して個別に検証しています。あわせてご覧ください。