本記事にはプロモーションを含む場合があります。対応OS・価格・規約は 2026年8月10日時点 に各社公式ページで確認した内容です。とくに料金は改定・キャンペーンで変わりやすいため、購入前に必ず公式ページの最新表示をご確認ください。ドル円は当サイト共通で 1ドル=161円 で換算しています。
「生成AIで動画を作りたい。ブラウザではなく自分のPCにインストールして使えるソフトはどれか」——検索で出てくるランキング記事の多くはWebサービスかスマホアプリの話で、インストール型に絞った比較はほとんど見当たりません。
先に結論から書きます。ポイントは3つです。
- テキストだけを入力して動画を丸ごと生成する「生成AI」は、2026年8月10日時点で ほぼクラウド専用 です。PCにインストールするタイプが持つのはAI「機能」(自動字幕・背景除去・高解像度化・台本からの動画組み立て)で、映像をゼロから生成するモデルではありません。
- 料金は、公式サイトで確定金額が読めるものと読めないものに割れます。5本のうち Filmora・DaVinci Resolve・Topaz Video AI は金額が明記されていましたが、CapCut と Vrew は公式ページ上で確定金額を確認できませんでした(2026年8月10日時点)。
- いちばん差が大きいのは商用利用の条件です。とくにCapCutは利用規約に「本サービスは、個人的かつ非営利的な用途のために提供されます。」と明記されています。無料で高機能だからと仕事に使う前に、ここは読む価値があります。
※ 実測後に更新します(2026年8月10日時点で未検証)。本記事は各社公式ページ・利用規約を同日に確認して整理したもので、当サイトが5本をインストールして書き出し速度や仕上がりを比べた結果は含みません。
ブラウザ完結型の比較は 動画生成AIおすすめ比較ランキング に、スマホアプリは AI動画生成アプリ比較 にまとめています。本記事はPCにインストールする常駐ソフトだけを担当します。
結論:インストール型AI動画作成ソフト5本の一覧【2026年8月10日実査】
| ソフト | 対応OS | 料金(公式表示) | 商用利用 |
|---|---|---|---|
| Filmora(Wondershare) | Windows / Mac | 個人・ベーシック年間 6,980円/年、アドバンス年間 7,980円/年、永続 8,980円(税込)/法人・商用 月間 3,480円/月、年間 11,900円/年、永続 17,900円(税込) | 個人向けプランは非商用のみ。営利目的・法人はビジネスプラン |
| CapCut PC版(デスクトップ) | Windows 7以降(Windows 10推奨)/ macOS 10.14以降 | 公式ページに確定金額の掲示なし(アプリ内で確認するよう案内) | 規約上「個人的かつ非営利的な用途のために提供されます」 |
| Vrew(VoyagerX) | Mac / Windows / Linux(v4.4.2) | 公式料金ページで金額が確定表示されず、特商法表記も「各商品に記載」 | 規約でAI生成物の商用・非商用利用に制限なしと明記 |
| DaVinci Resolve(Blackmagic Design) | Mac / Windows / Linux | 無償版 0円/Studio 21 は ¥51,980(税込) | 公式製品ページに商用利用を制限する記載なし |
| Topaz Video AI(Topaz Labs) | Windows 10・11 / macOS 12〜15 | Personal $299/年(約48,139円)ほか、Pro $699/年(約112,539円) | Personal は年商100万ドル未満の組織まで、Pro は制限なし |
この表の「料金」と「商用利用」は別の公式ドキュメントを見ないと分かりません。以下、軸ごとに根拠を出します。
対応OS:Linux が動くのは2本、要求が最も厳しいのは Topaz
インストール型で最初に候補を落とすのは対応OSです。各社の公式ページに明記があり、はっきり差が出ました。
- Vrew と DaVinci Resolve は Mac・Windows・Linux の3系統に対応 しています。Vrewは公式ページに3プラットフォーム分のダウンロードリンクがあり、確認時点の最新版は 4.4.2。DaVinci Resolve は製品ページに「Mac、Windows、Linuxをサポート」と記載があります。
- Topaz Video AI は対応バージョンの指定が最も細かく、公式ページの記載は「Windows 10, Windows 11, macOS 12 Monterey, macOS 13 Ventura, macOS 14 Sonoma, macOS 15 Sequoia」。Windows 8以前や macOS 11以前は対象外です。
- CapCut PC版の要求は逆に緩く、公式のデスクトップ版ページに「Windows 7以降(Windows 10推奨)」「macOS 10.14以降」と記載。5本のなかで最も古いマシンを拾える設定です。
- Filmora は Windows版・Mac版が別ページで販売され、年間プランは購入ページに「WindowsとMacの両方でご利用いただけます」と記載があります。一方で 永続ライセンスは Windows版・Mac版を個別に購入する形式 です。
Linuxで動かす現実的な候補は Vrew と DaVinci Resolve の2本です(2026年8月10日時点、各社公式ページの記載ベース)。ローカルで生成モデルそのものを回すならオープンソースの重みを使う道になり、そちらは Wan をローカルで動かす にVRAM要件まで整理しました。
料金:公式サイトで確定金額が読めるのは3本だけ
金額が公式ページに明記されている3本
Filmora は購入ページに税込価格が並んでいます。Windows版の個人向けは ベーシック年間プラン 6,980円/年、アドバンス年間プラン 7,980円/年、永続ライセンス 8,980円 (いずれも税込み)。AIクレジットは段で分かれ、購入ページの記載はベーシック年間が「100 AIクレジット(初回ログイン限定)」、アドバンス年間が「1000 AIクレジット/月」、永続が「1000 AIクレジット」です。
法人・商用向けページは別価格です。内訳は 月間プラン 3,480円/月、年間プラン 11,900円/年、永続ライセンス 17,900円 (いずれも税込み)。商用ライセンスは年額で約1.7倍です。複数ライセンスは同ページで見積対応とされ、金額は非公開です。
DaVinci Resolve の構造はいちばん単純です。選択肢は 無償版が0円、Studio 21 が ¥51,980(税込価格)の買い切り の2択。無償版は60fpsまで・Ultra HD 3840x2160までの解像度に対応。Studio版は公式ページに「120fpsまでの10-bitビデオおよび4Kを超える解像度をサポートしています」とあり、上限解像度の具体的な数値は書かれていません(2026年8月10日確認)。AI系機能はStudio側に寄っており、DaVinci AI Neural Engine による顔認識、SuperScale、スピードワープリタイム、Magic Mask、45種類以上の追加ResolveFXがStudio専用。AI機能目的なら実質Studio一択、と読めます。
Topaz Video AI はサブスクリプションのみで、公式ページの表示は次のとおりです(2026年8月10日確認)。
| プラン | 公式表示 | 161円換算 |
|---|---|---|
| Personal(月払い) | $59/mo | 約9,499円/月 |
| Personal(年契約・毎月請求) | $39/mo(*Billed every month for 12 months) | 約6,279円/月 |
| Personal(年払い) | $299 billed annually | 約48,139円/年 |
| Pro(年契約・毎月請求) | $74/mo(*Billed every month for 12 months) | 約11,914円/月 |
| Pro(年払い) | $699 billed annually | 約112,539円/年 |
5本のなかでは Topaz Video AI が突出して高価 で、年払いのPersonalでも Filmora 個人年間プランの約7倍です。
公式ページで確定金額を確認できなかった2本
CapCut は日本語版の公式ヘルプに具体的な金額の記載がなく、「Web、PC、またはモバイルデバイスでCapCutを開き、プロフィールの購読ページに移動して」プラン内容を確認するよう案内されています。プラン改定についても、同ページは「StandardとProの両方のサブスクリプションプランをアップグレードしました」として「拡張編集ツール」「よりクリエイティブなアセット」「クラウドストレージの増加」を挙げるだけで、数値の記載はありません。アカウントや地域で表示価格が変わる設計とみられるため、本記事では金額を書きません。
Vrew も同様です。公式の料金ページは Free / Light / Standard / Business の4段階を掲示していますが、確認時点では金額欄が「US$—」のプレースホルダーのままでした。日本向けの特定商取引法に基づく表記ページ(事業者名:VoyagerX, Inc.)でも、販売価格の欄は「各商品に記載」とあるだけです。同ページは返金条件のほうを具体的に明記しており、料金より返金条件が詳しく公開されている状態でした。
この2本は、アプリ内またはログイン後の購読ページで自分の表示価格を確認するのが唯一確実な方法です。返金・解約の条件を横断で比べるなら 動画生成AIの返金・解約ポリシー比較 も参考になります。
商用利用条件:ソフトによって前提がまるで違う
インストール型で最も見落とされやすいのがここです。「無料で使える」と「仕事に使える」は別でした。
CapCut:規約は個人的・非営利的な用途を前提にしている
CapCutの利用規約(日本語版、2026年8月10日確認)には次の記載があります。
本サービスは、個人的かつ非営利的な用途のために提供されます。
CapCutが提供する素材側のライセンスも同じ範囲に限定されています。
(前略)本サービスの利用を通じてかつ本規約のみに従い個人的かつ非営利的な用途に限り当社コンテンツにアクセスする非独占的、限定的、譲渡禁止、再許諾禁止、取消可能な使用許諾を付与されます。
禁止事項の列挙にも「本サービスを広告や営利的な勧誘行為に使用すること」という項目があります。一方でユーザーが持ち込んだコンテンツの権利は「お客様またはお客様のユーザーコンテンツの所有者は、当社に送信されたユーザーコンテンツの著作権その他の知的財産権を継続して所有します」と規定されています。権利の帰属と、その作業を営利目的で行ってよいかは別問題です。
Filmora:個人プランと商用プランが明確に分かれている
Filmoraは公式ガイドで線引きを明言しています。
個人で非営利目的(非商用)で使う場合は、個人向けプランで問題ありません。しかし、営利目的でソーシャルメディアや企業からの依頼で動画編集を行う場合や法人で利用する場合は、ビジネス向けプランを選択してください。
5本のなかで商用と非商用の価格差を最も分かりやすく提示しているのがFilmoraです(年間プランで 6,980円 対 11,900円、いずれも税込)。
Vrew:規約でAI生成物の商用利用を明示的に認めている
Vrewの利用規約(Article 12, Rights of the User)には次の一文があります。
The User shall have ownership title in the content of the image or audio file generated through the AI function offered at the Service and may use such content for commercial or non-commercial purpose without restriction.
AI機能で生成した画像・音声の所有権はユーザーにあり、商用・非商用を問わず制限なく使えるという規定です。5本のうち規約本文で商用利用を明示的に許諾しているのはVrewだけでした。なお無料プランの書き出しに透かしが入るかどうかは規約本文に該当条項がなく、本記事では断定しません。
DaVinci Resolve と Topaz Video AI
DaVinci Resolve は、公式製品ページに無償版の商用利用を制限する記載が見当たりませんでした(2026年8月10日確認)。ただしライセンス契約書の全文までは確認していないため、業務利用の前にインストーラー同梱のライセンス契約をご確認ください。
Topaz Video AI は逆に、商用条件をプラン表へ直接書いている珍しいタイプです。Personalプランは「Personal and commercial use for orgs under $1M USD annual revenue」、Proプランは「Full commercial use」と記載しています。
規約をクリアしても残るもの
各社の商用条件を満たしても、出力物が誰の権利も侵していないかは別問題として残ります。この論点は 商用利用できる動画生成AIまとめ で整理しています。
またAIで生成・加工した映像を広告や物販に使う場合、プラットフォーム側がAI利用の開示を求めるケースが増えています。開示ラベルの付与と検証に特化したツールに DiscloseTag があり、ブラウザ内で処理が完結する(ファイルをアップロードしない)設計で、画像へのXMPタグ書き込み、動画のコンテナタグ書き込み、可視ラベルの描画に対応しています。
本記事の出典(すべて2026年8月10日確認):Filmora Windows版・Filmora 法人・商用向けプラン・Filmora 企業利用ガイド・CapCut デスクトップ版・CapCut Pro の価格・CapCut 利用規約・Vrew 料金ページ・Vrew 特定商取引法に基づく表記・Vrew 利用規約・DaVinci Resolve・Topaz Video AI
用途別:この5本をどう選び分けるか
対応OS・料金・商用条件の3軸を重ねると、選び分けはほぼ機械的に決まります。
- 仕事の案件で使う前提がある → Filmora の法人・商用向けプラン(年間 11,900円 税込)か Topaz Video AI の Pro。どちらも商用可が公式に明文化されているのが理由です。
- 予算をかけずに本格的な編集環境 → DaVinci Resolve の無償版。0円で Ultra HD・60fps まで扱えます。AI系機能が要るなら Studio ¥51,980(税込)へ。
- 字幕・台本まわりの自動化が主目的 → Vrew。Linux対応と、AI生成物の商用利用を規約で明示している点が効きます。料金だけはアプリ内で確認が必要です。
- 既存動画の高解像度化・フレーム補間が主目的 → Topaz Video AI。ただし価格帯が他と1桁違うため、その処理のためだけに年間$299以上を払う価値があるかで判断してください。
- 趣味の範囲で手早く → CapCut PC版。古いマシンでも動き無料で使える範囲が広い一方、規約が個人的・非営利的な用途を前提にしている点は前掲のとおりです。
「そもそもインストール型が必要か」から考え直すなら 動画生成AIの選び方 に判断軸をまとめています。
よくある質問
Q1. テキストを入力するだけで動画を生成できるインストール型ソフトはありますか
本記事が調べた範囲では、一般向けに市販されているインストール型ソフトのなかにテキストから映像を丸ごと生成するモデルを内蔵したものは確認できませんでした(2026年8月10日時点)。生成そのものを手元で回すなら、オープンソースのモデルをローカル環境に導入する方法になります。
Q2. Filmora の個人向けプランで収益化しているYouTube動画を作ってもよいですか
Filmora公式ガイドは「営利目的でソーシャルメディアや企業からの依頼で動画編集を行う場合や法人で利用する場合は、ビジネス向けプランを選択してください」と書いています。SNSの収益化を想定するならビジネス向けプラン、というのが公式の案内です(2026年8月10日確認)。
Q3. CapCut は無料なのに、なぜ商用利用が問題になるのですか
価格と利用条件は別だからです。CapCutの利用規約には「本サービスは、個人的かつ非営利的な用途のために提供されます。」と明記され、提供素材のライセンスも「個人的かつ非営利的な用途に限り」と規定されています。
Q4. Topaz Video AI の買い切り版はありますか
2026年8月10日に公式製品ページを確認した時点では、掲示されているのは月額・年額のサブスクリプションのみで、永続ライセンスの表示はありませんでした。
Q5. Mac と Windows の両方で使いたい場合はどうすればよいですか
Filmoraの年間プランは購入ページに「WindowsとMacの両方でご利用いただけます」と記載があり、永続ライセンスはWindows版・Mac版を個別に購入する形式です。Vrew・DaVinci Resolve は Mac / Windows / Linux の3系統に対応しています。