本記事にはプロモーションを含む場合があります。価格・仕様は 2026年8月9日時点 の情報です。各社の規約は予告なく改定されるため、契約前に必ず公式ページの最新版をご確認ください。
先に結論です。
- 今回公式規約を実査した6サービスのうち、「返金します」と明記しているところは1社もありません。Runway・Luma・Kling・Hailuo は条文で返金しないと明記、DeeVid は「原則として返金しない」、PixVerse は返金条項そのものが見当たりませんでした(2026年8月9日実査)。
- したがって契約前に考えるべきは「返してもらう方法」ではなく「次回請求を止める手順と締切」です。締切は各社バラバラで、Luma は更新の1日前まで、DeeVid は更新日の7日前までと規約に書かれています。
- 支払い方法を止めるだけでは解約になりません。Kling の規約は、明示的に自動更新を解除するまで決済チャネルへの引き落とし権限を取り消さないと書いています。
※ 実測後に更新します(2026-08-09 時点で未検証):本記事は各社の公式規約ページの条文照合のみで構成しています。実際に解約リクエストを出して着金や停止までを追う検証は行っていません。
この記事の調べ方と、あえて載せなかったサービス
採用したのは、各サービスが自社ドメインで公開している規約・ポリシーページの原文だけです。ニュース記事やまとめサイトの二次情報、SNS の体験談は根拠に採用していません。条文は原文(英語)のまま引用し、その下に読み方を書いています。
一方で、次のサービスは 2026年8月9日の実査時点で公式規約ページを取得できなかったため、あえて表から外しました。
- Pika(launch.pika.art の規約ページに接続できず)
- Pollo AI/Runway ヘルプセンター(アクセス制御により本文取得不可)
- Adobe Firefly(日本語ヘルプページがタイムアウト)
推測で埋めれば表は埋まりますが、返金の話で推測を混ぜるわけにはいかないので、取得でき次第の追記とします。
早見表:6サービスの返金・解約ポリシー(2026年8月9日実査)
| サービス | 返金 | 自動更新 | 解約の締切 | 解約後の扱い | 規約の更新日 |
|---|---|---|---|---|---|
| Runway | 不可(規約に明記) | あり | 明示なし | 当期末まで利用可・日割返金なし | 2026年5月11日 |
| Luma Dream Machine | 不可(規約に明記) | あり | 更新の1日前まで | 当期末まで利用可 | 2026年5月14日 |
| Kling AI | 不可(規約に明記) | あり(月額・年額) | 明示なし | 当期末で失効 | 2026年4月21日 |
| Hailuo AI(MiniMax) | 不可(規約に明記) | 記載なし | 明示なし | 翌サイクル開始時に終了 | 2025年7月14日 |
| DeeVid AI | 原則不可(例外は個別判断) | あり | 更新日の7日前まで | 記載なし | 記載なし |
| PixVerse | 規約に条項が見当たらず | 同左 | 同左 | 同左 | 2026年5月7日 |
出典はいずれも各社公式ページ。個別の原文は次章に載せます。この表で読み取ってほしいのは、返金の可否ではなく 締切の列がバラバラ だという点です。
サービス別・公式規約の原文と読み方
Runway——「日割り返金なし」まで条文で潰してある
Runway の Terms of Use(Last Updated: May 11, 2026)は、8.5 Refunds で次のように書いています。
“Except as stated in these Terms of Use or as required by applicable law, all fees for the Services are non-refundable, and if you cancel your subscription, you are not entitled to receive any refund or credits for the time remaining in your subscription period.”
解約しても残り期間分のクレジットも返金も受け取れない、という意味です。さらに 8.4 Automatic Renewal では日割り返金も明示的に否定しています。
“you will not be entitled to receive a prorated refund of any portion of the subscription fee paid for the then-current subscription period unless otherwise stated in these Terms of Use or required by applicable law.”
解約手順は同 8.4 に書かれており、アカウントにログインして「Plans & Billing」ページから行います。なお 8.5 には “In our discretion, we may provide a refund upon request.” という一文もあります。返金の余地はゼロではないが、あくまで会社の裁量——請求できる権利ではない、という位置づけです。料金体系そのものはRunway(Gen-4)の料金と使い方にまとめています。
Luma Dream Machine——締切が「1日前」と数字で書いてある
Luma の Terms of Service(Last updated: May 14, 2026)は、7.2 Fees が短く言い切っています。
“All Fees are final and non-refundable unless otherwise determined by Luma.”
今回の6社でいちばん実用的なのが 7.1 の締切表記です。原文が大文字で強調しているとおり、ここは読み飛ばすと1サイクル分そのまま課金されます。
“YOUR CANCELLATION MUST BE RECEIVED AT LEAST ONE DAY BEFORE THE EXPIRATION OF THE THEN-CURRENT SUBSCRIPTION TERM IN ORDER TO AVOID BEING CHARGED FOR THE NEXT SUBSCRIPTION TERM.”
解約はアカウント設定から、またはサポート宛のメールでも受け付けると同項に書かれています。もうひとつ見落としやすいのが、更新時に支払い方法が無効だった場合の扱いで、Luma はアカウントと関連データを削除することがあると明記しています。「カードを止めて放置」が最悪の手なのはここが理由です。プラン構成はLuma Dream Machine の料金・無料枠・商用可否を参照してください。
Kling AI——「明示的に解除するまで引き落とし権限は残る」
Kling AI の Terms of Paid Service(Effective Date: 2026/04/21)は、6.2.4 Rules for Unsubscribing で返金を否定しています。
“Once the Paid Service (including any Membership Service and Credit service) is activated, the fee paid for the Paid Service is non-refundable.”
自動更新については、月額・年額のいずれも回数制限なく自動継続すると 3.2 に書かれています。そして本記事でいちばん重要な一文が、価格改定を扱う第5項の末尾にあります。
“Importantly, to ensure your continued membership benefits, the Company will not revoke the automatic deduction authorization with the payment channel until you explicitly cancel the Automatic Renewal Service.”
つまり、明示的に自動更新を解除しない限り決済チャネル側の引き落とし権限はそのまま残る、と会社側が宣言しているわけです。加えてクレジットにも期限があり、購入したクレジットは2年、会員特典として毎月配布されるクレジットは配布日から1か月で失効します。無料枠の実態はKling AI の料金と無料枠の真実で検証しています。
Hailuo AI(MiniMax)——条文は短いが、規約の更新日が古い
Hailuo AI の Video Subscription Service Terms(Last Updated: 7/14/2025)は、解約と返金を1文にまとめています。
“Paid subscribers may terminate the paid service at any point during the billing cycle. The termination will take effect at the beginning of the subsequent billing cycle, and no refunds shall be issued for payments already made.”
いつでも解約でき、効力は次のサイクル開始時、既払い分は返金なし。クレジットについても “Unused credits do not roll over to the next month.” と繰越を否定しています。ただし注意点があり、この規約の最終更新日は 2025年7月14日 で、今回の6社では突出して古いままです。実査範囲では自動更新に関する明示的な条項も見つかりませんでした。登録手順と無料枠はHailuo AI の登録方法と料金にまとめています。
DeeVid AI——「7日前まで」に解約しないと止まらない
DeeVid AI の Refund and Fraud Policy は、返金を原則として否定したうえで、解約の締切を数字で示しています。
“Due to the nature of AI-powered video generation services and the associated infrastructure costs, we generally do not offer refunds for purchases or subscriptions.”
“To prevent future subscription fees, you must cancel your subscription at least seven (7) days prior to the subscription renewal date by navigating to the subscription management section on our website or by notifying us via email.”
更新日の7日前という締切は、今回の6社で最も厳しい部類です。更新前日に気づいても間に合わない設計になっている、と読んでおくべきです。例外については、不当な返金請求は争い、確認できたケースでは返金を行うという趣旨の記載があり、個別判断の余地は残されています。同ページには最終更新日の表示が見当たりませんでした。サービス自体の評判はDeevid AI の評判と料金で扱っています。
PixVerse——規約に返金条項が「ない」
PixVerse の Terms of Service(updated May 7, 2026)を 2026年8月9日に実査した範囲では、支払い・自動更新・解約・返金に関する条項が見当たりませんでした。アカウント登録、コンテンツの権利、利用基準、責任制限、紛争解決は書かれていますが、課金まわりが規約本文に載っていない構成です。
これは「返金される」とも「されない」とも読めません。条文の裏づけがないぶん、実際の扱いはサポート運用次第になります。契約前に問い合わせで確認を取り、回答をスクリーンショットで残しておくのが現実的な自衛策です。
年払いと月払いで「解約の重み」が変わる
ここまでの条文を並べると、年払いのリスクが具体的に見えてきます。Runway は日割り返金を明示的に否定し、Luma は「All Fees are final and non-refundable」と言い切り、Kling は月額・年額のどちらも自動更新の対象と定めています。
つまり年払い契約を1か月使って解約しても、条文上は残り11か月分が戻らないということです。月払いなら最大でも1か月分で済みます。割引額と「合わなかったときに失う額」を天秤にかければ、初回は月払いのほうが安全です。
無料枠が事実上の唯一の試用手段になるのもこのためです。DeeVid のポリシーも、購入前にサービスを評価するための無料トライアルの存在に触れています。各社の無料枠の中身は動画生成AIおすすめ比較で横並びにしています。
アプリ内課金で契約した場合はどうなるか
今回実査した6社の公式規約には、App Store / Google Play 経由の課金をどう扱うかを明示した条項が見当たりませんでした(2026年8月9日時点)。DeeVid のポリシーもストア課金について触れていません。
したがって、アプリ内課金で契約した場合の解約手順は、各社の規約からは読み取れないというのが実査の結論です。ストア経由かブラウザ経由かで請求元が変わる点については、動画生成AIの支払い方法を日本から確認で 2026年8月5日に実査した内容を参照してください。
※ 実測後に更新します(2026-08-09 時点で未検証):App Store / Google Play 側の解約画面と返金申請フローの実査は本記事では行っていません。
自動更新を止める前に確認する4点
1. 締切を先に調べる。 Luma は更新の1日前まで、DeeVid は更新日の7日前まで。Runway・Kling・Hailuo は規約に締切の明示がないため、更新日の1週間前を自分の締切に設定しておくと安全側に倒れます。
2. 解約しても当期は使える。 Runway は当期末まで利用可、Hailuo は翌サイクル開始時に効力発生と定めています。返金されない以上、解約後も期末まで使い切るのが唯一の回収手段です。
3. クレジットの有効期限を先に確認する。 Kling は購入クレジット2年・会員クレジット1か月、Hailuo は月をまたいだ繰越なし。解約直前にクレジットを買い足すのは、期限を確認してからにしてください。
4. カードを止めるだけでは解約にならない。 Kling は明示的な解除まで引き落とし権限を残すと宣言し、Luma は支払い方法が無効な場合にアカウントとデータを削除することがあると書いています。必ずアカウント側で自動更新を解除してください。
よくある質問
Q1. 動画生成AIで返金してもらえることはありますか
2026年8月9日に実査した6サービスの公式規約では、返金は原則不可でした。ただし Runway は “In our discretion, we may provide a refund upon request.” と裁量による返金の余地を残し、DeeVid も確認できたケースでの返金に言及しています。権利としては請求できないが、交渉の窓口は閉じていないという理解が実態に近いです。
Q2. 解約したらすぐ使えなくなりますか
いいえ。Runway は当期末まで利用可能、Hailuo は次の請求サイクル開始時に終了と定めています。解約手続きと利用停止のタイミングは別物です。
Q3. 年払いを途中で解約したら残りは返ってきますか
今回実査した範囲では、日割り返金を認めている規約はありませんでした。Runway は “prorated refund” を明示的に否定、Luma は “All Fees are final and non-refundable” と規定しています。
Q4. クレジットカードを止めれば解約したことになりますか
なりません。Kling の規約は明示的な解除まで引き落とし権限を維持すると書いており、Luma は支払い方法が無効だった場合にアカウントを削除する可能性を明記しています。カードを止める前に、アカウント側で自動更新を解除してください。
まとめ
動画生成AIの返金・解約ポリシーを6社の公式規約で読み比べた結論は、返金は原則不可、勝負は解約の締切、の2点に尽きます。Luma の1日前、DeeVid の7日前のように締切が数字で書かれているサービスは、そこを外すと1サイクル分がそのまま課金されます。締切が書かれていないサービスでも、更新日の1週間前を自分の締切に設定しておけば事故は避けられます。
そして、支払い方法を無効にする「消極的な解約」は最悪手です。Kling は引き落とし権限が残ると宣言し、Luma はアカウント削除の可能性に触れています。必ずアカウント設定から自動更新を解除してください。各社の規約は改定されるため、契約前に本記事のリンク先で最新版を確認することをおすすめします。