本記事にはプロモーションを含む場合があります。価格・仕様は 2026年8月6日時点 の公式ページ実査にもとづく情報です。この分野はモデルの世代交代が速く、上限値は数週間単位で変わります。利用前に各サービスの最新表示を必ずご確認ください。

「このツールは4Kで出せるの?」「1本何秒まで作れるの?」——動画生成AIを選ぶとき、最後に効いてくるのはこの2つの数字です。ところが各社の公式ページは、解像度と尺を別々の場所に、しかもモデル名ごとにバラバラに書いています。本記事では、その2項目だけを横断して並べます。

先に結論です。2026年8月6日時点で、公式ドキュメントに「4K出力」が明記されているのは Google Veo 3.1(8秒生成時のみ)と Luma の API(resolution パラメータに 4k あり)で、Runway は720p生成+後段の4Kアップスケールという二段構えです。尺は Sora 2 の「1回20秒・延長込みで最長120秒」と Seedance 2.5 の「1回30秒」が突出しており、Hailuo や PixVerse は1回10秒前後が上限です

※ 実測後に更新します(2026年8月6日時点で未検証)。本記事は各社の公式ドキュメント・公式ヘルプの記載のみで構成しており、当サイトによる生成テスト(実際に4Kファイルが出力されるか、上限秒数で破綻しないか、実測の書き出し時間)は未実施です。

なお、縦型(9:16)に対応しているか、アスペクト比をどこまで選べるかは本記事では扱いません。そちらは縦型ショート動画に対応したAI動画生成ツールの比較にまとめています。本記事は解像度と尺という2つの「上限」だけに絞ります。

結論早見表:4K対応と尺の上限(2026年8月6日実査)

ツール/モデル最大解像度1回の生成の尺延長後の最長出典
Google Veo 3.14K(8秒の生成のみ)4・6・8秒延長時は720pに固定公式ドキュメント
Google Veo 3.1 Lite1080p(8秒のみ)4・6・8秒ドキュメント記載なし公式ドキュメント
Google Veo 31080p(16:9のみ)8秒固定ドキュメント記載なし公式ドキュメント
OpenAI Sora 2 Pro1080p(1920×1080 / 1080×1920)16秒・20秒最長120秒(20秒×6回)公式APIガイド
Runway Gen-4.5生成は720p、4Kへアップスケール可2〜10秒で選択ヘルプに記載なし公式ヘルプ
Luma(Ray / Dream Machine)4k(APIのresolution値)ドキュメントの例は5sドキュメント記載なし公式ドキュメント
Hailuo 2.3(MiniMax)1080P6秒・10秒ドキュメント記載なし公式料金ドキュメント
PixVerse V5.61080p5・8秒(10秒は720p以下のみ)ドキュメント記載なし公式モデル一覧
Seedance 2.5公式製品ページに記載なし30秒2回まで延長可公式製品ページ
Kling Video 3.0公式ドキュメント当日取得不可同左同左公式ガイド

表の見方で1つだけ注意点があります。この上限を決めているのは、多くの場合「契約プラン」ではなく「どのモデルを選んだか」です。上位プランに変えても、選んだモデルが720pまでなら720pのままです。プランが効くのは主に生成回数(クレジット)で、画質と尺はモデル側の仕様に張り付いています。料金体系そのものの比較は動画生成AIの料金相場を参照してください。

「4K対応」には2種類ある:ネイティブ生成と後段アップスケール

各社の表記を読み比べると、4Kという言葉が2つの意味で使われています。ここを混ぜると比較が成立しません。

1つめはネイティブ生成です。モデルが最初から4K相当の解像度でフレームを生成します。Google の Veo 3.1 は公式ドキュメントの仕様表で解像度の選択肢として 4k を挙げており、Luma の動画生成ドキュメントも resolution パラメータの値として 540p 720p 1080p 4k の4つを列挙しています(いずれも2026年8月6日実査)。

2つめはアップスケールです。生成そのものは720pや1080pで行い、あとから拡大処理をかけて4Kのファイルにします。Runway はこの方式で、公式ヘルプでは生成物は720pで作られ、そこから4Kへアップスケールできると説明されています。

どちらが良いかは用途次第です。素材として納品する、大画面で流す、後工程でクロップやズームを効かせる——こうした場合はネイティブ生成のほうが情報量の面で有利です。一方、SNSに上げるだけならアップスケールで十分なことが多く、むしろ生成が軽い分だけ試行回数を稼げます。

ただし、ネイティブ4Kにはほぼ必ず条件が付きます。Veo 3.1 の場合、4Kを選べるのは8秒の生成のみで、しかもその8秒という長さ自体が「1080pか4kを選ぶか、参照画像を使う場合のみ」という条件付きです。さらに、生成した動画を延長する機能を使うと解像度は720pに落ちます。「4K対応」というラベルだけを見て選ぶと、実際に使いたい設定の組み合わせでは4Kが選べない、ということが起こります。

尺の上限:1回の生成と、延長を重ねた合計は別の数字

尺についても、比較のときに混同されがちな数字が2つあります。

1回の生成で出せる長さが1つめです。2026年8月6日時点で確認できた範囲では、Hailuo 2.3 が6秒か10秒、PixVerse V5.6 が5・8・10秒、Runway Gen-4.5 が2〜10秒の範囲で選択、Veo 3.1 が4・6・8秒。つまり主要ツールの多くは10秒前後の壁があります。この帯に収まっている限り、尺は選定基準になりません。

明確に外れているのが2つです。OpenAI の Sora 2 は公式APIガイドで、sora-2 と sora-2-pro のいずれも16秒と20秒の生成に対応すると記載しています。ByteDance の Seedance 2.5 は公式製品ページで、1回の生成で最長30秒、さらに2回まで延長できると説明しています。この2つだけが桁違いです。

2つめが延長を重ねた合計です。Sora 2 は1回の延長で最大20秒を追加でき、1本の動画に対して6回まで延長できるため、合計では最長120秒に達します。2分の動画が1つの生成系列で作れるということです。Seedance 2.5 は「2回まで延長」なので、単純計算で30秒+延長分という構成になります。

ここで気をつけたいのは、延長は画質やプランの条件が別に付くことがあるという点です。前述のとおり Veo 3.1 は延長時に720p固定になります。「最長120秒」「延長可能」という表記を見たら、その延長が元の解像度を維持するのかを必ず確認してください。用語そのものの整理は動画生成AIの用語集にまとめています。

ツール別の上限詳細と、上限が動く条件

Google Veo 3.1 — 現状もっとも上限が高いが条件も多い

公式ドキュメントの仕様表(2026年8月6日実査)では、Veo 3.1 および Veo 3.1 Fast の解像度は720p、1080p(8秒の長さのみ)、4k(8秒の長さのみ)。長さは8秒・6秒・4秒で、8秒は1080pか4kを選ぶか参照画像を使う場合のみ。動画延長を使う場合は720pのみ、と条件が明記されています。Veo 3.1 Lite は4kが選べず1080pまで。旧世代の Veo 3 は720pと1080p(16:9のみ)で8秒固定、Veo 2 は720pで5〜8秒です。日本からの使い方と料金はVeo 3 の日本での使い方と料金にまとめています。

OpenAI Sora 2 — 尺で頭ひとつ抜けている

公式APIガイドの記載では、sora-2-pro は1920×1080または1080×1920の1080p書き出しに対応。尺は sora-2 と sora-2-pro のいずれも16秒と20秒に対応し、延長は1回あたり最大20秒・最大6回で合計120秒まで。4Kの記載はありません。尺を最優先するならここ、解像度を最優先するなら別のツールという切り分けになります。日本での提供状況はSora 2 の日本での料金と使い方を参照してください。

Runway — 720p生成+4Kアップスケールの二段構え

公式ヘルプによると、Gen-4.5 は2〜10秒の範囲で尺を選択でき、生成出力は720p、そこから4Kへアップスケールできます。ここで1点、確度について明示しておきます。Runway のこの2項目は公式ヘルプページの記載にもとづきますが、当日は当サイトからの直接取得ができず(HTTP 403)、他社の項目より確認の確度が一段落ちます。導入前にご自身で公式の料金ページGen-4.5のヘルプをご確認ください。プラン構成はRunway Gen-4 の料金でも扱っています。

Luma(Ray / Dream Machine) — APIには4kの選択肢がある

公式の動画生成ドキュメントでは、resolution パラメータの選択肢として 540p 720p 1080p 4k が示されています。一方で尺については、ドキュメント内のサンプルコードに "5s" があるだけで、選択可能な値の一覧は当日確認できませんでした。また、どのプランで4kが解禁されるかも料金ページには記載がありません。4kが使えること自体はAPI仕様から読み取れますが、プラン別の可否は未確認という整理になります。プラン内容はLuma Dream Machine の料金にまとめています。

Hailuo(MiniMax) — 1080Pで6秒か10秒

公式の動画料金ドキュメント(2026年8月6日実査)では、MiniMax-Hailuo-2.3 と 2.3-Fast が768Pと1080P、尺は6秒と10秒。MiniMax-Hailuo-02 は512P・768P・1080Pで同じく6秒と10秒です。4Kの記載はありません。なお同ドキュメントには、動画パッケージは Hailuo シリーズが対象で MiniMax H3 はまだ対象外である旨も書かれています。登録と料金はHailuo AIの登録と料金を参照してください。

PixVerse — 360pから1080pまで、尺は最大10秒

公式のモデル別料金一覧(2026年8月6日実査)では、C1 と V6 が360p・540p・720p・1080pに対応し秒単位課金、V5.6 と V5.5 が同じ解像度帯で尺は5・8・10秒(ただし1080pでは10秒を選べず、10秒は720p以下のみ)、V5以前の世代は5秒と8秒が中心です。どの世代にも4Kの記載はありません。料金はPixVerse の料金にまとめています。

Seedance 2.5 と Kling Video 3.0 — 公式記載に差がある

Seedance 2.5 は公式製品ページで「1回の生成で最長30秒、2回まで延長可能」と説明されている一方、解像度の仕様は同ページに記載がありません。当サイトで別途確認した範囲でも、公開されている料金表に出てくるのは480pと720pのみです(詳細はSeedance 2.5 の料金)。Kling Video 3.0 については、公式ドキュメントと公式ガイドの両方が当日はHTTP 446で取得できず、解像度・尺のいずれも本記事では確定させていません。数値を書かないという判断です。料金面はKling AI の料金で扱っています。

用途別:どの上限が足りないと困るか

上限は「高いほど良い」ものではなく、用途が要求する水準を超えていれば十分です。目安を整理します。

SNSのショート動画(15〜60秒):1本を1回の生成で作る必要はなく、5〜10秒のカットを複数つないで構成するのが一般的です。この用途なら1080p・10秒級で足ります。むしろ生成回数を稼げるかのほうが効きます。

商品紹介・広告素材:納品先が4Kを要求するかで分岐します。要求されるならネイティブ4KのVeo 3.1か、Runwayのアップスケール経由。要求されないなら1080pで十分で、選定軸は画質より一貫性(同じ人物・同じ商品を保てるか)に移ります。

長回しのカット・インタビュー風の映像:ここで初めて尺が効きます。10秒の壁があるツールでは、話者が続けて喋る映像は作れません。Sora 2 の20秒・延長込み120秒、Seedance 2.5 の30秒が候補になります。

APIで大量生成する場合:解像度と尺がそのままコストに直結します。1080pや長尺を選べること自体より、必要な最低ラインを安く回せるかが重要です。単価の考え方は動画生成AIのAPI料金にまとめています。

ツール全体の選び方は動画生成AIの比較にまとめてありますので、上限以外の軸もあわせて検討してください。

よくある質問

Q1. 4Kで生成できる動画生成AIはどれですか?

2026年8月6日時点の公式ドキュメントで4K出力が明記されているのは、Google Veo 3.1(8秒の生成のみ)と Luma のAPI(resolution の選択肢に 4k)です。Runway は720pで生成したうえで4Kへアップスケールする方式です。Hailuo、PixVerse の公式ドキュメントには4Kの記載がありません。

Q2. 1回の生成でいちばん長い動画を作れるのはどれですか?

公式記載ベースでは Seedance 2.5 の30秒が最長で、次いで Sora 2 の20秒です。延長を含めた合計では Sora 2 が最長120秒に達します。他の主要ツールは10秒前後が上限です。

Q3. 上位プランに変えれば解像度や尺の上限は上がりますか?

上がるとは限りません。本記事で公式ドキュメントを確認できた範囲では、解像度と尺の上限を決めているのはモデル側の仕様であり、プランはクレジット量や利用できるモデルの範囲を決めています。したがって「上位プランに変えたのに720pのままだった」ということは起こり得ます。契約前に、そのプランで使いたいモデルと設定の組み合わせが選べるかをご確認ください。

Q4. 解像度を上げると尺が短くなることはありますか?

あります。Veo 3.1 は逆方向の条件で、8秒を選べるのは1080pか4kを選んだ場合か参照画像を使う場合のみ、という組み合わせ制約が公式ドキュメントに明記されています。また延長機能を使うと720pに固定されます。解像度と尺は独立したつまみではなく、片方の選択がもう片方を制限する設計になっているサービスがある、と考えておくのが安全です。