本記事にはプロモーションを含む場合があります。価格・仕様は 2026年8月26日時点 に Black Forest Labs の公式ページで確認した情報です。公開直後のサービスのため、課金の前に必ず公式ページの最新表示をご確認ください。

「FLUX3 Video の使い方と料金を知りたい」「20秒生成やオープンソース化の話はどこまで本当なのか」——この記事は、Black Forest Labs の公式サイト・公式ドキュメント・公式料金ページ・利用規約を2026年8月26日に実査した結果だけで答えます。

先に結論——できることは公式で確認済み、料金は区分別の単価まで公表済み

FLUX3 Video は、1回の生成で最長20秒・マルチショット(複数カット)・音声同時生成までこなす動画生成AIモデルです。画像生成の FLUX シリーズで知られる Black Forest Labs(ドイツ)が提供します。要点は4つです。

  1. 生成能力:テキスト・画像・キーフレームのいずれからでも開始でき、1回の生成で最長20秒。複数ショットを1回で出せます(2026年8月26日、公式サイトで確認)。
  2. 音声:多言語のスピーチ・効果音・環境音を映像と同時に生成します。API では既定でオンです。
  3. 料金:公式料金ページで、モード×解像度×品質の6区分すべての秒単価を確認できました(2026年8月26日確認)。標準品質(HD・テキスト/画像→動画)が1秒あたり0.17ドル(約27.4円、1ドル161円換算)、全区分では0.06〜0.53ドル/秒です。音声オン/オフで料金が変わるかだけは明示されていません。
  4. オープンソース化:報道ベースの「近くオープンソース化」は予告の段階です。2026年8月26日に Hugging Face の公式リポジトリを確認した範囲では、動画モデルの重みは公開されていません。

※ 実測後に更新します(2026-08-26 時点で未検証)。本記事の数値・仕様はすべて公式ページの当日実査に基づくもので、当サイトによる生成テストの結果ではありません。生成品質・所要時間・音声の自然さの評価は実測後に追記します。

FLUX3 Video とは——画像生成の FLUX が動画に踏み込んだモデル

FLUX3 Video は、Black Forest Labs が提供する動画生成AIモデルです。同社は Stable Diffusion の開発メンバーが設立した企業で、画像生成モデル FLUX シリーズを開発してきました。その FLUX 3 世代で動画生成に踏み込んだのが本モデルです。一般公開は2026年8月上旬で、GIGAZINE が2026年8月5日に、一般公開と1080p・20秒対応、オープンソース化予定を報じています(第三者報道)。

公式サイト(2026年8月26日確認)が明記する能力は次の通りです。

項目公式ページの記載(2026年8月26日確認)
生成の長さ1回の生成で最長20秒(“up to 20 second clips in a single generation”)
開始点テキスト・画像・キーフレームのいずれからでも可
マルチショット1回の生成で複数ショットを出力(“multiple shots in one take”)
音声オプションで同時生成。多言語スピーチ・効果音・環境音
提供経路公式 API・公式プレイグラウンド(playground.bfl.ai)・提携アプリ

「1回で20秒」は現行の主要モデルの中で長い部類です。Kling 3.0 は最長15秒、Vidu Q3 は最長16秒なので、尺の上限だけを見れば FLUX3 Video が一歩先を行きます。ただし尺と解像度の上限は各社とも経路(ウェブ版か API か)で変わるのが常なので、横断的な整理は解像度と尺の上限まとめも合わせてご覧ください。

なお公式ページで確認できた解像度の表記は、API仕様の「hd / fhd」の2段のみでした。報道にある「1080p」という具体値と fhd が同じものを指すかは公式ページ上で突合できなかったため、本記事では公式表記の hd / fhd をそのまま使います。

FLUX3 Video の使い方——入口は3つ

2026年8月26日時点で確認できた入口は、公式プレイグラウンド・公式 API・提携アプリの3つです。

入口1:公式プレイグラウンド(ブラウザで試す)

もっとも手軽なのは公式のプレイグラウンド(playground.bfl.ai)です。ブラウザからプロンプトを入力して生成を試せます。アカウント登録まわりの画面遷移や無料枠の有無は、公式ページ上に明記が見当たらなかったため断定しません(後述のよくある質問も参照)。

入口2:公式 API(本命の使い方)

FLUX3 Video の仕様がもっとも具体的に公開されているのは公式 API ドキュメントです。エンドポイントは api.bfl.ai/v1/flux-3-video で、公式ドキュメント(2026年8月26日確認)の主な仕様は次の通りです。

項目仕様(公式ドキュメントの記載)
生成モードt2v(テキストのみ)/i2v(keyframes に画像を渡すと冒頭フレームになる)/v2v(start_video を渡すと続きを生成)
5〜20秒の整数指定、または auto(既定)
解像度hd(既定)/fhd の2段
アスペクト比auto(既定)/21:9/2:1/16:9/4:3/1:1/3:4/9:16
音声generate_audio が既定でオン。false で無音クリップ
高速プレビューdrafttrue にすると hd の高速プレビュー
セーフティsafety_tolerance 0(最厳格)〜4、既定2

使い方として押さえるべき点は3つあります。

  1. i2v は「参照画像」ではなく「冒頭フレーム指定」です。渡した画像がそのまま1コマ目になる方式なので、構図とライティングを画像側で固めてから動かす使い方に向きます。キャラクターの見た目を複数カットで保つ用途の考え方はキャラクター固定の比較記事で整理しています。
  2. v2v は既存クリップの「続き」を生成します。5〜20秒の生成を数珠つなぎにして長尺を作る経路が仕様上用意されているということです。つなぎ目の品質は未検証のため断定しません。
  3. 音声は「既定でオン」です。他社では音声ありがオプション扱い(追加課金)のことが多いのに対し、FLUX3 Video は無音にしたいときに明示的にオフへ切り替える設計です。料金が音声の有無で変わるかは、後述の通り公式ページで確認できませんでした。

入口3:提携アプリ経由

公式サイトには Adobe・Microsoft・Mistral などの提携ロゴが並んでおり、提携アプリ側から FLUX 系モデルを使う経路があります。ただし提携先のどのアプリで FLUX3 Video(動画)が使えるかは公式サイト上で個別に確認できなかったため、本記事では経路の存在の紹介にとどめます。

FLUX3 Video の料金——公式で確認できた数字と、できなかった数字

料金は本記事でもっとも慎重に書くべき部分です。公式ページで確認できた数字と、確認できなかった数字を分けて示します(2026年8月26日実査)。

確認できた数字:6区分すべての秒単価

公式料金ページの計算機は、既定で1秒あたり0.17ドル(約27.4円)、5秒=0.85ドル(約137円)と表示します。さらに同ページが検索エンジン向けに埋め込んでいる公表データ(schema.org 構造化データ)には、モード×解像度×品質の6区分すべての秒単価が明記されていました(2026年8月26日確認)。

モード解像度品質秒単価(2026年8月26日確認)
テキスト/画像 → 動画HDdraft(高速プレビュー)0.06ドル(約9.7円)
動画 → 動画HDdraft(高速プレビュー)0.12ドル(約19.3円)
テキスト/画像 → 動画HD標準0.17ドル(約27.4円)
テキスト/画像 → 動画FHD標準0.29ドル(約46.7円)
動画 → 動画HD標準0.41ドル(約66.0円)
動画 → 動画FHD標準0.53ドル(約85.3円)

この単価を当てはめると、最長の20秒1本は、HD・標準・テキスト/画像→動画の前提で3.40ドル(約547円)です。最安の draft なら1.20ドル(約193円)、最高の FHD・動画→動画なら10.60ドル(約1,707円)になります。円換算は当サイト共通の1ドル=161円です。

参考として、動画生成AIの API 秒単価の横断比較(2026年7月29日実査・720p無音に統一)と並べると、0.17ドル/秒は Sora 2(0.10ドル/秒)より高く、sora-2-pro(0.30ドル/秒)より安い水準です。ただし比較表側は720p・無音に統一、FLUX3 Video 側は最低解像度が HD で音声既定オンと条件が揃わないため、この並びはあくまで目安です。

確認できなかった数字:音声オン/オフの価格差

上の6区分(モード×解像度×品質)に、音声のオン/オフという軸は含まれていませんgenerate_audio をオフにして無音で生成すると安くなるのかは、2026年8月26日時点で公式ページから読み取れませんでした。未確認の部分は断定せず、公式の追加開示を待って更新します。

オープンソース化は「予告」——重みはまだ公開されていません

FLUX3 Video を語るうえで誤解が生まれやすいのがここです。事実を順に並べます。

事実1:「近くオープンソース化予定」は報道ベースの情報です(GIGAZINE、2026年8月5日)。

事実2:Black Forest Labs は FLUX 画像モデルで実際にオープンウェイト(重み公開)の実績がある会社です。公式サイトにも Hugging Face・GitHub への導線とオープンウェイトのライセンスに関する記載があります(2026年8月26日確認)。

事実3:それでも、2026年8月26日に Hugging Face の black-forest-labs 公式リポジトリを確認した範囲では、動画モデル(FLUX3 Video)の重みは公開されていません。表示されていたのは FLUX.2 系など画像モデルのみでした。

まとめると、「オープンソース化」は公開予定(未実施)として扱うのが2026年8月26日時点の正確な状態です。「ローカルで無料で動かせる」と紹介する情報を見かけても、重みが実際に公開されるまでは実行できません。ローカル実行に関心がある方は、既に重みが公開されているWan のローカル実行記事が現時点での現実的な選択肢です。

商用利用の条件——利用規約で確認できたこと

Black Forest Labs の利用規約(2026年8月26日確認)から、商用利用に関わる要点を整理します。

  • 生成物の権利はユーザー側にあります。規約は “We claim no ownership rights in and to Your Content” と明記し、規約と適用法の範囲内で自分の目的に使えるとしています。
  • 生成物で他のAIモデルを訓練することは禁止です。出力を使った他モデルの学習・蒸留・ファインチューニングを禁じる条項があります。
  • AI生成であることを偽る利用は不可です。生成物を人間の制作物や実写と偽って提示する行為は規約上認められません。

一方、プランや経路(プレイグラウンドの無料利用など)によって商用条件が変わるかどうかまでは、今回の実査では確定できませんでした。収益化する動画に組み込む前に、規約原文の該当条項をご自身でも確認することをおすすめします。動画生成AI全般の商用可否の考え方は商用利用まとめで整理しています。

Kling 3.0・Vidu Q3 とどう違うか

同時期に「長尺・音声同時・マルチショット」を打ち出した3モデルを、公式公表値で並べます(各記事の実査日基準)。

項目FLUX3 Video(2026-08-26確認)Kling 3.0(2026-08-25確認)Vidu Q3(2026-08-25確認)
1回の最長尺20秒15秒16秒
音声同時生成多言語(既定オン)5言語(中英日韓西)対応言語の公式明記なし(日本語は未確認)
マルチショット対応対応(スマートカット割り)
秒単価(公式表示)0.06ドル/秒(HD・draft)〜0.53ドル/秒(FHD・動画→動画)、HD標準0.17ドル/秒API 0.6ユニット=0.084ドル/秒(720p無声)〜1080p 0.065ドル/秒(Q3-turbo)〜0.125ドル/秒
重み公開予告(未実施)なしなし

FLUX3 Video の際立つ点は尺の上限と「重み公開の予告」です。秒単価は区分により0.06〜0.53ドルと幅があり、各社とも比較条件(解像度・音声の有無)が揃わないため、公表値だけでの単純な順位づけはできません。日本語のセリフを喋らせたい用途では、対応5言語に日本語を明記している Kling 3.0 に一日の長があります。Vidu Q3 の音声は対応言語の公式明記がなく、日本語対応は当サイトでは未確認扱いです(詳細はVidu Q3 の実査記事)。FLUX3 Video の音声も「多言語」とだけ公表されており、対応言語の一覧は公式ページで確認できませんでした。

よくある質問

Q1. FLUX3 Video は無料で使えますか?

2026年8月26日時点の公式ページでは、無料枠の有無・回数を明記した記載を確認できませんでした。公式プレイグラウンド(playground.bfl.ai)が入口になりますが、無料でどこまで試せるかは登録して確認する必要があります。この項は実測後に更新します。

Q2. 料金はいくらですか?

公式料金ページで6区分の秒単価を確認できました(2026年8月26日確認)。標準品質の HD・テキスト/画像→動画が1秒あたり0.17ドル(約27.4円)で、最安は draft(高速プレビュー)の0.06ドル/秒、最高は FHD・動画→動画の0.53ドル/秒です。標準 HD の前提なら5秒で0.85ドル(約137円)、最長20秒で3.40ドル(約547円)になります。音声有無別の価格差だけは公式ページに明示がありません。

Q3. オープンソース版をローカルで動かせますか?

まだ動かせません。オープンソース化(重み公開)は予告の段階で、2026年8月26日に Hugging Face の公式リポジトリを確認した範囲では動画モデルの重みは未公開でした。

Q4. 生成した動画は商用利用できますか?

利用規約(2026年8月26日確認)では生成物の権利はユーザー側にあり、規約の範囲内で自分の目的に使えます。ただし生成物での他AIモデルの訓練は禁止、AI生成であることを偽る利用も不可です。プラン別の商用条件の差までは公式ページで確定できなかったため、収益化前に規約原文の確認をおすすめします。

まとめ——「20秒・音声込み」は本物、数字の空欄は今後埋まる

FLUX3 Video は、最長20秒・マルチショット・音声同時生成という公式仕様が確認できる、注目に値する動画生成AIです。一方で、音声有無別の価格差・無料枠・対応言語の一覧など、公式ページにまだ書かれていないことも残る段階です。本記事は2026年8月26日時点の公式実査に基づいており、重み公開や料金の追加開示があり次第、更新します。API の秒単価を他社と横断で見たい方はAPI 料金比較へ、モデル全体の選び方は動画生成AI比較へどうぞ。