本記事にはプロモーションを含む場合があります。価格・仕様は 2026年8月27日時点 の情報です。Hedra はモデルの入れ替えとプラン改定が速いサービスなので、契約前に必ず公式ページの最新表示をご確認ください。
「顔写真が1枚あれば、そこから喋る動画がつくれる」——この一点で名前が挙がるのが Hedra(hedra.com)です。先に結論をお伝えします。2026年8月27日時点の Hedra は「アバター動画の専用ツール」ではなく、自社アバターモデル(Hedra Avatar / Hedra Character 3)を含む多数の生成モデルを、1つのクレジット残高でまとめて使うスタジオ+API のプラットフォームです。写真1枚+音声からアバター動画をつくる機能は健在で、公式 API ドキュメントには最長10分・マルチ言語対応と明記されています。料金は有料が 月額 $15 / $30 / $75 の3価格帯(+法人向け) で、有料プランにはすべて「Commercial use(商用利用)」の記載があります。
※ 実測後に更新します(2026年8月27日時点で未検証)。本記事は Hedra 公式サイト・公式ドキュメント・利用規約の当日実査にもとづく記載事実の整理です。生成された動画の品質や、日本語音声を入れたときのリップシンクの自然さは、生成テストを行っていないため評価していません。
Hedra とは?——アバターモデルと「全モデル入りスタジオ」の二層構造
1つめが、Hedra 自身のモデルです。公式モデル一覧ページ(/all-models、2026年8月27日実査)で「Hedra」の見出しの下に並ぶ Video models は「Hedra Avatar」と「Hedra Character 3」の2つだけ。キャラクター画像と音声から喋る動画を生成する看板機能がこれです。
2つめが、他社モデルの集約です。同じページには Kling V3 Pro、Veo 3.1、Sora 2 Pro、Seedance 2.0、Hailuo 2.3 などが並びます。公式モデルページ(同日実査)は「Every AI model inside Hedra runs on shared credits from one studio」と書いており、モデルごとに別契約を結ぶ必要はない設計です(動画生成AI 比較の総まとめ も参照)。
Hedra の使い方——写真1枚と音声からアバター動画をつくる流れ
公式ドキュメント「Create an avatar or presenter video」(公式ドキュメント、2026年8月27日実査)は、つくり方を2通り並記しています。
方法A:エージェントに頼む。 ① 入力素材を準備する(公式は「a clear character image and clean speech or music」を求め、顔が遮られていない正面向きの画像がもっとも確実な出発点と明記)→ ② ホーム画面で presenter か ugc のスキルを選ぶ → ③ 画像と音声を添付し、誰が喋るのか・フレーミング・トーンを伝える → ④ リップシンクと人物の同一性を確認し、変更点を1つずつ指定する。
方法B:マニュアルツールで直接生成する。 「Manual tools → Video」を開いて「Avatar」を選び、カタログからモデルを選択。画像と音声を追加し、望む演技を説明して、アスペクト比・解像度・尺を設定して Generate を押します。公式は「アバターモデルごとに受け付ける入力の組み合わせと尺は異なる」と注記しており、一律にこの尺・この解像度、とは決まっていません。喋らせずに動かすだけなら「Animate a still image」という別ワークフローがあります(写真を動画にするアプリの選び方 も参照)。
素材づくりのコツとして公式が挙げるのは、明るくくっきりした顔を用意する、口元と目を覆い隠さない、背景ノイズのない音声を使う、長い演技の前に短いテストから始める、複数人が写るなら誰が喋るのかを明確にする、の5点です。クレジット制では、いきなり本番尺を回すと失敗がそのまま費用になります。
Hedra の料金プラン【2026年8月27日実査】
公式料金ページ を実査した内容です。4つの有料カードはいずれも「Billed Monthly(月払い)」表示で、月払い/年払いのトグルや年額の掲示は確認できませんでした。下表はすべて月払い価格、円換算は 1ドル=161円 です。
| プラン | 月額(USD) | 円換算(1ドル=161円) | 月クレジット | 生成速度の記載 |
|---|---|---|---|---|
| Basic | $15 | 約2,415円 | 1,500 | Slower generations |
| Creator(Popular) | $30 | 約4,830円 | 5,400 | Faster generation |
| Professional | $75 | 約12,075円 | 14,400 | Fastest generation |
| Teams(法人向け) | $75 | 約12,075円 | 14,400 | Fastest generation |
| Enterprise | Custom | — | カスタム | Fastest inference |
5プランすべてのカードに「Commercial use(商用利用)」の記載があります。
料金ページは個人向けと法人向けでセクションが分かれていますが、Professional と Teams は掲示上まったく同じ $75・14,400クレジットでした。Enterprise だけ Custom 価格で、Slack での専任サポート、プライベートデプロイ、シングルサインオンなどが挙がっています。
1クレジットあたりの単価は上位ほど下がります。 表の数字を割ると Basic が約0.0100ドル、Creator が約0.0056ドル、Professional / Teams が約0.0052ドル。Basic と Creator のあいだで、同じ1ドルで買える量がおよそ1.8倍です。なお1本あたり何クレジット必要かはモデル・尺・解像度で変わるため、公式は固定の対応表を掲示していません(同日実査)。
無料枠と年払いについて
料金ページのタイトルは「Hedra Pricing | Free Plan, No Credit Card」、本文にも「Start free, upgrade anytime.」とあり、無料で始められることは掲げています。一方で無料枠のプランカードは存在せず、付与クレジット数も掲示されていません(同日実査)。手がかりは解約時の記載で、公式 FAQ は解約後「apart from limited watermarked generations」を除いてほとんどの機能を失う、としています(動画生成AIの透かし条件まとめ も参照)。
年額の掲示も料金ページにはありませんが、公式ドキュメントには年間サブスクリプションのページが独立して存在し、年契約では1年分のクレジットが支払い時に全額まとめて付与されると書かれています(公式ドキュメント、同日実査)。ただし各プランの年額はどちらのページからも確認できませんでした。
クレジットの仕組み——繰り越し・追加購入・解約後の扱い
以下はいずれも2026年8月27日実査です(出典:公式料金ページの FAQ、API 分は開発者向けドキュメント)。
動画の課金は「生成された長さ」で決まります。 公式 FAQ は「Credits are deducted based on the generated video length」と書き、例として Character-3 で10秒の動画なら10秒ぶんだけ課金され、1分ぶんの丸め課金にはならないとしています。
月次クレジットは繰り越されません。 「Credits from your monthly subscription do not carry over between billing cycles」——サイクルの頭でリセットされ、使わなかったぶんは消えます。一方、追加購入するクレジットパックのぶんは「will not expire」と明記され、繰り越されます。消費順は先に月次ぶん、尽きてからパックぶんです。
解約すると、残クレジットは再契約するまで使えません。 公式 FAQ は「You’ll need to resubscribe to use any non-expiring credits remaining on your account」と書いています。
API を使う場合は財布が別勘定です。 開発者向けドキュメントは「It is separate from your Hedra Studio balance, and a workspace starts with $0.00 in it」と明記しており、Studio のサブスクを契約しても API 残高にはなりません(前払い・米ドル建て)。
対応言語について、公式が掲げていること
ここは公式ページの記載事実だけを挙げます。公式 API ドキュメントの説明文は Hedra Avatar と Hedra Character 3 で同一で、次のとおりです(2026年8月27日実査)。
Hedra’s latest longform avatar model, audio to video will full multi-language support. Perfect for talking and singing video with speaker selection up to 10 minutes long.
読み取れる主張は3点。① 音声から動画を生成するアバターモデルであること、② 「full multi-language support」を掲げていること、③ 話者選択付きで最長10分の喋る動画・歌う動画に向くとされていること。
「日本語」という個別の言語名は、この説明文にも該当ドキュメントページにも列挙されておらず、対応言語の一覧表も公式に見当たりませんでした(同日実査)。同じ Hedra 上で使える MiniMax の音声モデルには「Supports 40+ languages」と数字が付くのに対し、自社アバターモデル側にはこの種の数字がないというのが実査の結果です。⚠ そのため本記事では、日本語音声でのリップシンクがどの程度自然かという品質評価は行いません(動画生成AIの日本語対応まとめ も参照)。
言語の代わりに、機械可読な仕様として明示されている数値はあります。Character 3 の API 入力スキーマ(同日実査)です。
| 項目 | 公式スキーマの記載値 |
|---|---|
| アスペクト比 | 1:1 / 4:3 / 3:4 / 16:9 / 9:16 / 9:21 / 21:9 |
| 解像度 | 540p / 720p / 1080p |
| 尺 | duration_ms 最大 600,000(=10分) |
| 尺を指定しない場合 | 音声の長さのまま生成(指定時は音声を切り詰めるか無音で埋める) |
| 出力本数 | 1ジョブにつき1本のみ |
縦型(9:16)まで揃っているので、ショート動画用途もスキーマ上で確認できます。これは API 経由の仕様で、Studio 画面で選べる範囲は画面側の表示に従ってください。
商用利用と権利まわり——利用規約で確認できること
生成物の権利について、利用規約(公式規約ページ、2026年8月27日実査)は「Hedra does not claim ownership of any Inputs or Outputs」と書き、さらに「you are the owner of all right, title and interest in Your Content」と続けます。Hedra と利用者のあいだでは利用者が権利者という立て付けです。
ただし同じ規約には、利用者が Hedra 側に与えるライセンスも書かれています。非独占・譲渡可能・永続・取消不能・世界的・サブライセンス可という広いライセンスを、サービスの運営・提供という目的の範囲で付与する構成です。また規約は利用者に与えるライセンスを「for your own personal or internal business purposes」と限定し、サービス自体の転売・再配布を禁止しています(動画生成AIの商用利用条件まとめ も参照)。
入力できる写真の条件(Acceptable Use Policy)
アバター用途ではここが実務上いちばん効きます。 Acceptable Use Policy(公式AUPページ、同日実査)は禁止行為として次を挙げます(抜粋)。
to input, generate, or create output that contains personal information related to any individual other than yourself, including (without limitation) any photos, audio, videos or any other media containing individuals other than yourself
自分以外の個人が含まれる写真・音声・動画などの入力が禁止対象で、同条項が挙げる例外は「100年以上前に亡くなった人物の画像」だけです。同意や法的権利なしに実在の人物・団体になりすます用途も禁止行為に列挙されています。Hedra は規約・プライバシーポリシーとは別に Biometric Data Privacy Policy も掲示しており、イリノイ州 BIPA などの定義を参照しています。
日本から使えるか、そして向き・不向き
サイトの言語は英語です。 https://www.hedra.com/ja は 404 を返し(2026年8月27日実査)、日本語ロケールのパスは用意されていません。公式サイト・ドキュメントとも英語表記で、日本語 UI は確認できませんでした。地域による利用制限の記載は、料金ページ・規約ページの実査範囲では見当たりません。
向いているのは、アバター動画に加えて画像や別カットの動画も1アカウントで回したい人、API で自分のサービスに組み込みたい人、短いテストを何本も回して詰めたい人。逆に、日本語 UI が必須の人、他人の顔写真を使いたい人(AUP が入力を認めていません)、月額を極力抑えたい人(最下位が $15=約2,415円で1クレジット単価はいちばん割高)は慎重に検討したほうが確実です。
他社の条件も見比べたい方には HeyGen の料金と日本語対応、Synthesia の料金と日本語対応、Vidnoz の評判と料金、集約型動画生成AIの比較 を用意しています。
よくある質問
Q1. Hedra は写真1枚だけで動画をつくれますか?
公式ドキュメントの手順では、キャラクター画像に加えて音声(または音楽)を入力する構成です。画像だけでは完成せず、喋らせる音声を用意する必要があります(2026年8月27日実査)。
Q2. Hedra の日本語リップシンクは自然ですか?
本記事では評価していません。 公式が掲げているのは「full multi-language support」という包括的な表現までで、日本語という個別の言語名や対応言語一覧は掲示されていません(同日実査)。品質は実際に生成しないと判断できないためです。
Q3. 無料で使えますか?
料金ページは「Free Plan, No Credit Card」と掲げていますが、無料枠のプランカードや付与クレジット数は掲示されていません(同日実査)。解約後の記載から、無料の範囲では透かし付きの生成に限られると読めます。
Q4. 生成した動画を商用利用できますか?
料金ページの全プランに「Commercial use」の記載があり、利用規約も「Hedra does not claim ownership of any Inputs or Outputs」と書いています(同日実査)。ただし Hedra 側にも運営目的の広範なライセンスを付与する条項があります。
Q5. 他人の顔写真をアップロードして使えますか?
Acceptable Use Policy が禁止しています。 自分以外の個人が含まれる写真・音声・動画などの入力が禁止行為として列挙され、例外は「100年以上前に亡くなった人物の画像」のみです(同日実査)。
まとめ
- 正体:自社アバターモデル(Hedra Avatar / Hedra Character 3)を含む多数の生成モデルを共通クレジットで使うスタジオ+API
- 料金:月払いで $15(約2,415円)/$30(約4,830円)/$75(約12,075円)+ Enterprise。クレジットは 1,500/5,400/14,400
- 課金:生成された動画の長さぶんだけ差し引き。月次クレジットは繰り越し不可、パックは無期限
- 対応言語:公式は「full multi-language support」と掲げるのみで、対応言語一覧や日本語の個別記載は見当たらない
- 入力の制約:自分以外の個人が写った素材の入力は AUP で禁止
まずは公式サイトで無料の範囲を確かめ、短い日本語音声で最小尺のテストを1本回してからプランを選ぶ順番が無駄がありません。