本記事にはプロモーションを含む場合があります。価格・仕様は 2026年8月25日時点 に公式ページで確認した情報です。Kling AI は機能追加と料金改定が非常に速いサービスのため、課金の前に必ず公式ページの最新表示をご確認ください。

「Kling 3.0 で何ができるのか」「4Kは自分の環境で使えるのか」「結局いくらかかるのか」——この3つに、公式ページの当日実査だけで答えます。

先に結論——3つの新機能は対応範囲がそれぞれ違う

Kling 3.0 の目玉であるマルチショット・多言語ネイティブ音声・ネイティブ4Kは、使える場所と料金の扱いがバラバラです。以下、順に整理します。

  1. マルチショット(公式日本語表記は「スマートカット割り」)は標準機能です。入力欄のスイッチを入れるだけで、1回の生成でカット割りされた映像が出ます。
  2. 多言語ネイティブ音声は中国語・英語・日本語・韓国語・スペイン語の5言語に対応します。ただし5言語以外でセリフを書くと、自動的に英語へ翻訳されて出力されます。
  3. 4K は2026年4月23日から提供されていますが、2026年8月25日時点で4Kの秒単価が公式に明記されているのは API 料金ページだけでした(3.0ユニット=$0.42/秒)。しかも Turbo は4K非対応です。

課金の単位は、ウェブ版(Creative Studio)がクレジット/秒、API がユニット/秒(1ユニット=$0.14)です。一番高い4Kと一番安い720p・音声なしの差は、API 換算で5倍あります。

※ 実測後に更新します(2026-08-25 時点で未検証)

本記事の数値はすべて公式ページ(モデルガイド・API料金ページ・公式ブログ)の当日実査に基づくもので、当サイトによる生成テストの結果ではありません。生成品質や所要時間の評価は実測後に追記します。

Kling 3.0 とは——2.6 から何が変わったか

Kling 3.0 は、別系統だった Kling 動画 2.6 と Kling 動画 O1 をひとつのマルチモーダルモデルに統合した世代です。公式ガイドの説明では、動画 2.6 が「動画 3.0」へ、動画 O1 が「動画 3.0 Omni」へ進化した関係になります。以下は公式ガイド掲載の 2.6 との能力比較表です(出典:Kling 動画3.0 公式ユーザーガイド(日本語)、2026年8月25日確認)。

能力動画 2.6動画 3.0
テキストからの動画生成
画像からの動画生成
先頭/末尾フレームからの生成
ネイティブ音声(映像と同時生成)
マルチショット(スマートカット割り)
先頭フレーム+エレメント参照
3人以上の話者の指定
多言語(中・英・日・韓・西)
方言・アクセント
15秒までの生成
3〜15秒の柔軟な尺指定

差分は「カット割り」「登場人物の固定」「音声の言語対応」「尺」の4方向です。1カット・5秒・音声なしの短い素材しか作らない用途では、3.0 で劇的に変わる部分は多くありません。

なお Kling の入口ドメインは2つあり、日本から使うのは国際版の kling.ai です。この点はKling AI の料金と無料枠の真実で整理しています。

マルチショットの対応範囲と使い方

マルチショットは1回の生成で複数カットの映像を出す機能です。従来は5秒のワンカットを何本も作って編集ソフトでつなぐ必要がありましたが、3.0 はカット割り自体をモデルが担当します。起動方法は2つです。

  • スマートカット割り:スイッチをオンにすると、モデルがプロンプトを読んでカットの割り方・画角・カメラ位置を自動で設計します。オフなら既定でワンカット動画です。
  • カスタムカット割り:スマートカット割りをオンにしたうえでクリックすると、カット数と各カットの長さを指定できます。プロンプトは「Shot 1, …/Shot 2, …」とカットごとに書きます。

押さえるべき点は3つです。

  1. スマートカット割りがカスタムカット割りの前提条件です。カスタム側だけを単独で使うことはできません。
  2. スイッチをオンにしても必ず複数カットになるとは限りません。公式ガイドは「『スマートカット割り』スイッチがオンの場合、ほとんどの場合モデルは指示に従いますが、指示内容が単一カットでの表現により適していると判断した場合、モデルは実際の状況に応じて柔軟に対処します」と説明しています。確実に割りたいならカスタム側を使うのが素直です。
  3. 公式ガイドの作例では、ショット/リバースショットの会話やオフスクリーンボイスが例示されています。単なる場面転換ではなく会話劇を1回で作れることが売りです。

実務上のメリットは編集工数よりも、カット間で人物・照明・空間がつながることのほうが大きいと言えます。別々に生成したクリップを並べると顔や服装が変わりますが、マルチショットはその不整合を生成段階で吸収します。

多言語音声の対応範囲——日本語のセリフはどこまで通るか

ここが日本のユーザーにとって最も実利のある変更点です。Kling 3.0 のネイティブ音声は中国語・英語・日本語・韓国語・スペイン語の5言語のセリフ出力に対応し、日本語セリフを含むプロンプト作例も掲載されています(出典:公式ユーザーガイド(日本語)、2026年8月25日確認)。

項目公式ページの記載(2026年8月25日確認)
対応言語中国語・英語・日本語・韓国語・スペイン語
言語の混在1本の動画内で言語を切り替える混合演技に対応
対応外の言語を入力自動的にセリフを英語に翻訳して出力
方言・アクセント中国語の方言(東北・北京・広東など)と英語のアクセント(米・英・印など)を明記
話者の指定人物ごとに割り当て可能。3人以上でも 2.6 より精度が高いと記載
声質(音色)の固定エレメントに音色を紐づければ、以後の指定は不要

注意点が2つあります。

第一に、「日本語対応」はセリフの読み上げと口の動きが対応するという意味であって、管理画面が日本語になるという意味ではありません。Kling の UI は英語主体です。

第二に、公式ページが方言・アクセントとして具体名を挙げているのは中国語の方言と英語のアクセントのみで、日本語の方言(関西弁など)についての記載は確認できませんでした。関西弁で喋らせたい用途は、対応が明記されていない領域として扱うのが安全です。

人物の見た目と声を同時に固定するなら、エレメントライブラリの公式ガイドも合わせて読むと早いです。

4K の対応範囲——「使える」と「どこで使えるか」は別

3つのうち最も誤解が生まれやすいのが4Kです。事実を順に並べます。

事実1:4K は2026年4月23日に提供開始されました。公式ブログ(2026年5月20日付)は「4月23日に Kling 3.0 動画モデルシリーズ向けに、世界初のネイティブ4K動画生成機能を正式に開始した」と書いています(出典:Kling 公式ブログ)。アップスケールではなく生成段階から4Kで出力する点が公式の主張の中心です。

事実2:解像度の具体値は第三者情報です。同じ公式ブログの「3840×2160 を生成段階で直接出力できる」という記述は Wondershare による評価の引用で、Kling 自身が仕様値として明示した数字ではありません。

事実3:モデルガイドのクレジット表には、いまも4Kが載っていません。公式モデルガイド(Feb 6, 2026 付)のウェブ版クレジット単価表は1080p と 720p の2解像度のみで、2026年8月25日の確認時点でも4Kの行はなく、3.0 Omni のガイドも「現在 1080p と 720p のモードに対応」と記載しています。

事実4:4Kの秒単価が明記されているのは公式 API 料金ページです。4K列があり、Kling 3.0 と Kling 3.0 Omni は3.0ユニット($0.42)/秒、Kling 3.0 Turbo は「-」=4K非対応と表示されています。

「Kling 3.0 なら4Kが使える」は正しいが、「どのモデル・どの経路でも4Kが使える」は誤りです。高速版の Turbo を選ぶと4Kは出ません。

※ 実測後に更新します(2026-08-25 時点で未検証)

ウェブ版で4Kを選んだときの消費クレジットは、ログイン後の画面でのみ確認できます。推測で数字は置かず、実測後に追記します。

料金:クレジット単価と API 秒課金【2026年8月25日確認】

課金はすべて秒単位です。ウェブ版と API で単位が違うので分けて見ます。

ウェブ版(Creative Studio)のクレジット単価

公式モデルガイド記載の単価です。「音声・映像同期」と「音声なし」の2モードがあり、前者では音声制御を追加できます。

モード1080p720p
3.0 動画生成 - 音声・映像同期12クレジット/秒9クレジット/秒
3.0 動画生成 - 音声なし8クレジット/秒6クレジット/秒
3.0 動画生成 - 音声制御(加算)2クレジット/秒2クレジット/秒

公式ガイドの計算例は、5秒・音声同期・1080p が60クレジット、5秒・音声なし・720p が30クレジット、音声制御を足すと70クレジット。15秒フルに使うと音声同期・1080p で180クレジットです。「15秒まで伸びた」は「1本の単価が最大3倍になりうる」と読み替えてください。

なお 3.0 Omni は単価体系が別で、動画を入力素材に与えると割高です(音声なしで 1080p 16クレジット/秒・720p 12クレジット/秒)。詳細は3.0 Omni の公式ガイドを参照してください。

※ 実測後に更新します(2026-08-25 時点で未検証)

一般ユーザー向け月額プランの金額と月間クレジット付与数は、ログイン後に描画される会員プランページでのみ表示されるため、2026年8月25日時点では公式ページから取得できませんでした。当サイトが2026年7月12日に確認した時点の構成はKling AI の料金と無料枠の真実にありますが、その後の改定は未確認です。

API の秒課金(1ユニット=$0.14)

API 側は4Kを含む単価がすべて公開されています。為替は当サイト統一の1ドル=161円で換算します。

モデル/条件720P1080P4K
Kling 3.0(音声なし)0.6ユニット($0.084)/秒0.8ユニット($0.112)/秒3.0ユニット($0.42)/秒
Kling 3.0(音声あり・音声操作なし)0.9ユニット($0.126)/秒1.2ユニット($0.168)/秒3.0ユニット($0.42)/秒
Kling 3.0 Turbo(音声あり)0.8ユニット($0.112)/秒1.0ユニット($0.14)/秒非対応

5秒1本に直すと、720P・音声なしが3.0ユニット($0.42・約68円)、1080P・音声ありが6.0ユニット($0.84・約135円)、4Kが15.0ユニット($2.10・約338円)です。

読み取ってほしいのは2点です。

  • 4K は1080p・音声なしの3.75倍、音声ありでも2.5倍。一番安い720p・音声なしとは5倍差で、とりあえず上げておく設定ではありません。15秒フルで回すと45ユニット=$6.30(約1,014円)/本になります。
  • 音声のオン/オフによる差は1080pで1.5倍にとどまります。セリフのある映像なら、音声ありのまま作ったほうが後から音を足すより安く済みます。

使い方の手順——最短で Kling 3.0 を試す

公式ガイドの記述に沿って、ウェブ版の流れを整理します。

  1. 国際版の kling.ai にアクセスしてログインします。
  2. テキストから生成するか画像から生成するかを選びます。
  3. モデルで「動画 3.0」を選択します(Turbo を選ぶと4Kは選べません)。
  4. 尺を3〜15秒の範囲で指定します。
  5. マルチショットのスイッチを設定します。カットごとに内容と長さを決めるなら「カスタムカット割り」を開きます。
  6. 人物を固定したい場合はエレメントを紐づけます。作成方法は2〜4枚の参照画像を登録するか、人物の動画から外見と音色をまとめて抽出するかの2通りです。
  7. プロンプトを書いて生成します。セリフは「人物名(口調、言語):セリフ」の形式で書き分けると、話者の取り違えが起きにくくなります。

プロンプトのコツは2つあります。エレメントに音色を紐づけている場合はプロンプト側で音色を指定し直さないこと(公式ガイドが非推奨としています)、そして5言語以外の言語で書かないこと(自動的に英語へ翻訳されます)。

Kling 3.0 はどんな人に向くか

向いているのはセリフのある短編です。会話劇、ナレーション付きの商品紹介、多言語のローカライズ広告——マルチショットと多言語音声が同時に効きます。

逆に向かないのは1カット・短尺・無音のループ素材です。新機能がほぼ効かない一方、単価だけは秒課金でついてきます。量産するなら720p・音声なしで回すのが合理的です。

同世代の他モデルとの比較は以下の記事で扱っています。

よくある質問

Q1. Kling 3.0 と Kling 3.0 Omni は何が違いますか?

動画 3.0 は動画 2.6 の後継、動画 3.0 Omni は動画 O1 の後継で、Omni は動画そのものを入力素材として渡せる点が違います。ただし動画入力ありは単価が上がり(1080p で16クレジット/秒)、そのモードでのネイティブ音声は非対応です(2026年8月25日確認)。

Q2. 4K はウェブ版でも使えますか?消費クレジットはいくらですか?

4K機能自体は2026年4月23日に Kling 3.0 シリーズ向けに提供開始されています。ただし2026年8月25日時点で4Kの秒単価が公式に明記されているのは API 料金ページのみ(3.0ユニット=$0.42/秒)で、モデルガイドのクレジット表は 1080p と 720p のままでした。ウェブ版の消費クレジットは公式ページから確認できません。

Q3. 日本語のセリフはそのまま喋らせられますか?

はい。日本語は公式に対応している5言語に含まれ、公式ガイドにも日本語セリフの作例が掲載されています。ただし5言語以外で書くと自動的に英語へ翻訳される点だけ注意してください。

Q4. 15秒の動画を作ると料金は何倍になりますか?

秒課金なので尺に正比例します。5秒・音声同期・1080p が60クレジットなら15秒は180クレジット。4Kを15秒回すと45ユニット=$6.30(約1,014円・1ドル161円換算)です。

Q5. マルチショットをオンにすれば必ずカットが割れますか?

必ずではありません。公式ガイドは「『スマートカット割り』スイッチがオンの場合、ほとんどの場合モデルは指示に従いますが、指示内容が単一カットでの表現により適していると判断した場合、モデルは実際の状況に応じて柔軟に対処します」と説明しています。確実に決めたいなら、カスタムカット割りを使ってください。

Q6. Turbo と通常版のどちらを選べばいいですか?

4Kが必要なら通常版一択です(Turbo は4K非対応)。1080p・音声ありの量産なら、API 単価は Turbo が1.0ユニット/秒、通常版が1.2ユニット/秒で Turbo が安く済みます。

まとめ

  • 差分は「カット割り」「人物の固定」「音声の言語対応」「尺(3〜15秒)」の4方向。1カット・短尺・無音の用途では恩恵が小さめです。
  • マルチショットは標準機能。カスタムカット割りでカット数と長さも指定できます。
  • 多言語音声は日本語を含む5言語対応。5言語以外を書くと英語に自動翻訳されます。
  • 4K は2026年4月23日提供開始。ただしTurbo は非対応で、秒単価が公式に出ているのは API 側のみでした。
  • 課金はすべて秒単位。ウェブ版は音声同期・1080p で12クレジット/秒、API は1ユニット=$0.14 の従量制。

一次情報は公式ユーザーガイド(日本語)英語版ガイド機能紹介ページAPI 料金ページで公開されています。改定が速いサービスなので、課金の前に必ず当日の表示をご確認ください。

(価格・仕様は2026年8月25日に公式ページで確認。為替は1ドル=161円で換算。改定される場合があるため、契約前に公式ページの最新表示を必ずご確認ください。)