本記事にはプロモーション(アフィリエイトリンク)を含みます。ただし Runway・KLING 自体は成果報酬型の提携先ではありません。価格・仕様は 2026年7月30日時点 に Runway 公式(runway.com/docs.dev.runwayml.com)と KLING 国際版公式(kling.ai)で確認した内容です。ドル円は全記事共通で 1ドル=161円 で換算。改定されることがあるため、契約前に必ず公式の最新表示をご確認ください。

「Runway と KLING(可灵)、どっちを契約すべき?」——高単価な2強なので、選び間違えると月に数千円が無駄になります。本記事は画質の優劣を判定せず、公式ページに書いてある事実だけ(料金・スペック・規約の条文)を横並びにします。

先に結論——3つの軸で決まります

① 商用利用の条件がいちばん大きな差です。 Runway の利用規約はプラン等級によらず出力物の商用利用を制限しないと明記する一方、KLING は無料のままだと規約上、出力物を商用目的で使えません(有料メンバーで解禁される建て付け)。条文は後半で逐字引用します。

② 追加クレジットの単価は Runway が安く、プラン内クレジットの単価は入門帯では KLING が安い。(上位帯は年払いの有無で逆転します) 公式レートは Runway が1クレジット=$0.01(開発者ポータル)、KLING が$1=66クレジット(1クレジット≒$0.0152)です(2026年7月30日確認)。

③ スペックの決定的な差は「ネイティブ4K」と「ネイティブ音声」。 KLING は VIDEO 3.0 で 3840×2160 の4K生成と映像+音声の同時生成に対応。Runway の自社モデルは生成が720p級で、4Kはプラン特典の「アップスケール」です(Runway が自社プラットフォーム上でホストする第三者モデルなら音声・4Kとも可能です。単価は後述)。

用途で言えば、編集ワークフローに組み込む・商用の条文をシンプルに保ちたいなら Runway4Kや音声つきの完成尺を量産するなら KLING、というのが公式情報から読める切り分けです。

※ 本記事は公式ページの記載のみで構成しています。生成画質・動きの安定性の比較は実測後に更新します(2026年7月30日時点で未検証)。

比較の前提——Runway と KLING の現行モデルだけで比べます

Runway 側は世代交代の最中です。Gen-3 Alpha Turbo と Gen-4 Aleph の提供終了日は2026年7月30日(Gen-3 Alpha は7月8日に終了済み)。2026年7月30日の確認時点でも API料金ページには両モデルが (Deprecated) 表記のまま残っていました(米国時間では同時点でまだ7月29日)。詳細は Gen-3 / Gen-4 Aleph 終了——移行先と代替 にまとめています。

したがって本記事は、Runway 側を 自社モデルGen-4.5 / Gen-4 Turbo / Aleph 2.0 と演技転写の Act-Two)、KLING 側を VIDEO 3.0 シリーズとして比較します。

なお Runway は自社モデルのほかに、第三者モデルの Veo 3.1 と Seedance 2.0 を自社プラットフォーム上でホストしています(2026年7月30日、公式API料金ページで確認)。これらは比較表の対象外ですが、音声と4Kの可否に直接関わるため、該当箇所で単価を併記します。

1. 料金プラン——月額の構造

Runway のプラン(2026年7月30日、runway.com で確認)

プラン月払い年払い(実質月額)月間クレジット
Free$0125(一度きり
Standard$15(約2,415円)$12(約1,932円・$144/年)625
Pro$35(約5,635円)$28(約4,508円・$336/年)2,250
Max$95(約15,295円)$76(約12,236円・$912/年)9,500
Enterprise個別見積個別見積カスタム

無料枠は公式表記で「125 one-time credits」——毎日の補充はなく登録時の一度きりです。Standard 以上の特典に「no watermarks(透かしなし)」が挙がっており、無料プランの出力には透かしが入ると読めます。

KLING のプラン

KLING の会員プラン価格はアプリ内(要ログイン)に表示されるため、2026年7月30日には再実査できていません。以下は当サイトが2026年7月12日に kling.ai で実査した数字です(KLING 料金の実測レビュー)。

プラン月額月間クレジット
Free0円実質0(新規アカウントの初期残高は0)
Standard$10(約1,610円)660
Pro$37(約5,957円)3,000
Premier$92(約14,812円)8,000
Ultra$180(約28,980円)26,000

ひとつ裏取りができました。2026年7月30日確認の Credits Policy に 「Standard Pricing: $1 USD = 66 Credits」 と明記があり、Standard の $10/660クレジットは標準購入レートと同値です。月額はクレジットを定価で買うのと同額で、上乗せ価値は透かし除去や商用ライセンスなど特典側にあるという構造。クレジットの有効期限は購入分が2年、月次配布分が1か月です。

2. 生成1本あたりのコスト

1秒あたりのクレジット消費

Runway は API 料金ページ、KLING は VIDEO 3.0 モデルガイドに単価表があります(いずれも2026年7月30日確認)。

Runway 自社モデルクレジット/秒KLING VIDEO 3.0クレジット/秒
Gen-4 Turbo(画像入力が必須)5720p・音声なし6
Gen-4.5121080p・音声なし8
Aleph 2.0(編集用・最低56クレジット)28720p・ネイティブ音声9
Act-Two(演技転写)51080p・ネイティブ音声12
(自社モデルに4K生成なし)4Kモード30

KLING 側は音色コントロールを併用すると +2クレジット/秒 です。4Kモードの30クレジット/秒は、公式リリースノート「Cinema-Grade Native 4K, Now on Kling AI!」の “At only 30 credits per second” に基づきます(2026年7月30日確認)。同リリースノートには音声との併用時の加算は記載がありません。

Runway 側で音声・4Kが必要な場合は第三者モデルを使うことになり、同じ公式API料金ページに Veo 3.1(音声あり)40クレジット/秒Seedance 2.0(4K)150クレジット/秒と掲載されています(2026年7月30日確認)。

5秒1本を「追加購入クレジット」で賄った場合

両社とも購入単価を公開しています。Runway は「Credits can be purchased for $0.01 per credit in the developer portal for an organization.」(約1.61円/クレジット)、KLING は前述の $1=66クレジット(約2.44円/クレジット)。購入経路の性質が違う点は割り引いて読む必要がありますが、桁感は揃います。

5秒1本消費クレジット概算
Runway Gen-4 Turbo25$0.25(約40円)
Runway Gen-4.560$0.60(約97円)
Runway Aleph 2.0140$1.40(約225円)
KLING 720p・音声なし30約$0.45(約73円)
KLING 1080p・音声なし40約$0.61(約98円)
KLING 1080p・ネイティブ音声60約$0.91(約146円)
KLING 4Kモード150約$2.27(約366円)
Runway 上の Veo 3.1・音声あり(第三者モデル)200$2.00(約322円)
Runway 上の Seedance 2.0・4K(第三者モデル)750$7.50(約1,208円)

最安ルートは Runway の Gen-4 Turbo(約40円)ですが、画像入力が必須で音声も付きません。KLING の1080p+ネイティブ音声(約146円)に直接対応する Runway の自社モデルはありません(自社モデルの音声は口パク・読み上げなどの別機能です)。同じことは Runway 上の第三者モデル Veo 3.1(約322円)でできますが、音声つき・4Kのいずれも実費は KLING のほうが安いという関係です(2026年7月30日確認)。

プランに含まれるクレジットの単価

月額に含まれるクレジットで割ると順位が変わります(1クレジットあたり)。

RunwayKLING
入門Standard 約3.86円(年払い 約3.09円)Standard 約2.44円
中位Pro 約2.50円(年払い 約2.00円)Pro 約1.99円
上位Max 約1.61円(年払い 約1.29円)Premier 約1.85円/Ultra 約1.11円

入門帯は KLING が明確に有利(Runway の Standard は単価が割高なうえ625クレジットしか付きません)。中位帯はほぼ拮抗し、最上位は KLING Ultra が最安です。ただし1本あたりの消費クレジットは Gen-4 Turbo が最少なので、「クレジット単価」と「1本の消費量」を掛け合わせて初めて実費が出ます

3. スペック比較

項目Runway(自社モデル)KLING VIDEO 3.0
最大解像度生成は720p級/4Kはアップスケール(Standard 以上の特典)ネイティブ4K(3840×2160)
Gen-4.5 は2〜10秒3〜15秒(可変)
音声口パク・読み上げなど別機能として提供映像と同時にネイティブ音声を生成
入力Gen-4.5 はテキスト/画像、Gen-4 Turbo は画像必須テキスト/画像/開始・終了フレーム/要素参照
編集系Aleph 2.0(既存映像の編集)、Act-Twoマルチショット(1回の生成で複数カット)
多言語音声中国語・英語・日本語・韓国語・スペイン語

Runway 側の解像度・尺・プラン要件は、当サイトが2026年7月23日に公式ヘルプで確認した内容です(Gen-4.5 は Standard 以上が必要、出力720p、2〜10秒)。KLING 側は2026年7月30日に公式モデルガイドと公式ブログで確認。ネイティブ4Kは2026年4月23日提供開始です。4K生成の消費クレジットはモデルガイドの料金表(720p/1080pのみ掲載)には載っておらず、公式リリースノート側に30クレジット/秒と明記されています(2026年7月30日確認)。KLING には日本語版サイト(kling.ai/ja)があり、Runway の UI は英語です。

なお上の表は Runway の自社モデルを対象にしたものです。Runway 上の第三者モデルまで含めれば、Veo 3.1 でネイティブ音声、Seedance 2.0 で4K生成が可能です(単価は前掲)。

4. 商用ライセンス——条文を並べる

ここが本記事の核心です。両社の条文を原文のまま引用します。

Runway:プラン等級によらず商用利用を制限しない

Runway の Terms of Use(2026年5月11日最終更新、2026年7月30日確認)には次の2文があります。

The Company does not claim ownership of any of your Inputs or Outputs.

Subject to your compliance with the Agreement, the Company does not restrict your commercial use of your Outputs.

(訳:当社はあなたの入力・出力の所有権を主張しません/本規約を遵守する限り、当社はあなたの出力物の商用利用を制限しません。)

プラン等級を条件にした文言は付いていません。 一方 Runway は入力・出力を自社AIモデルの学習・改善に利用しうる旨も定めており、有料プランでの学習除外(オプトアウト)の記載は同ページに見当たりませんでした。

KLING:無料のままでは商用利用が規約上できない

KLING の Terms of Service(2026年4月21日発効、2026年7月30日確認)の第4条は、所有権について次のように定めています。

You own all intellectual property rights and other proprietary interests in and to the Content under applicable law

We do not claim ownership of the Content.

ところが同じ第4条の4.6に、商用利用を正面から制限する一文が続きます。

without our written permission, you may not use, reproduce, distribute, and create derivative works of, and make modifications to, the Output for any commercial purposes.

(訳:当社の書面による許可がない限り、あなたは出力物を商業目的で使用・複製・頒布・翻案・改変してはなりません。)

「所有権はあなたのもの。ただし商用利用には当社の許可が要る」——これが KLING の既定状態です。その「許可」に当たるのが有料メンバーシップで、Terms of Paid Service の会員特典一覧に次の記載があります。

KLING AI members’ use of the Output for commercial purposes is not restricted.

You are permitted to use, reproduce, distribute, make modifications to, and create derivative works of, the Output for any commercial purpose(except for the purposes of developing or offering competitive products or services of KLING AI).

(訳:KLING AI 会員による出力物の商用利用は制限されません/あなたは商業目的で出力物を使用・複製・頒布・改変・翻案することが許可されます(KLING AI の競合製品・サービスの開発や提供を目的とする場合を除く)。)

同じ特典一覧には「Watermark removal(透かし除去)」なども並びます。つまり KLING の有料プランは、クレジットの対価というより「透かしを外して商用利用を解禁する権利」を買う契約に近い、と読めます。

KLING にはもう一つ、表示義務があります

見落とされやすいのが第4条4.5です。書面による許可がない場合、生成物の利用・頒布時にはブランド表記が必要で、客観的な理由でそれが入らないときは次のように定められています。

you shall prominently indicate that the Output is generated by “Kling AI” in the use scenarios of the generated content

(訳:生成物の利用場面において、その出力物が「Kling AI」によって生成されたものであることを目立つ形で明示しなければなりません。)

広告・EC素材など出力物を外部に出す用途では、この表示要件が実務上の工程になります。プラットフォーム側(Google/Meta/TikTok/Amazon など)のAI表示ルールと合わせて画像・動画にラベルを入れるなら、DiscloseTag のようなブラウザ内で完結する打標ツール(ファイルをアップロードせず、画像には XMP の dc:subject、動画にはコンテナタグを書き込み、可視ラベルも描画)という選択肢があります。

5. 用途別の選び方

  • 無料でしっかり試したい → どちらも不向き。 Runway は125クレジットの一度きり、KLING は初期残高0です(2026年7月12日実測)。
  • 商用の条文をシンプルに保ちたい → Runway。 プラン等級の条件も表示義務の条項もありません。
  • 4K・音声つきの完成尺を量産したい → KLING。 有料契約が実質必須です。Runway の自社モデルにこの組み合わせはなく、Runway 上の第三者モデルで代替すると5秒あたり約322円(Veo 3.1・音声あり)〜約1,208円(Seedance 2.0・4K)で、KLING(1080p+音声 約146円/4K 約366円)より高くつきます。
  • 既存映像の編集が主目的 → Runway。 Aleph 2.0 の in-context 編集と Act-Two に対応するものが KLING にはありません。
  • 両方を試してから決めたい → 集約プラットフォーム。 Pollo AI は両社系を含む複数モデルを1アカウントから呼べるため、2つの月額サブスクを抱えずに比較できます 👉 Pollo AI で両方のモデルを比べる

中国系モデル同士で迷う方は KLING vs Hailuo 徹底比較、Runway の実質単価を細かく見たい方は Runway(Gen-4)の料金と使い方、全体像から整理したい方は AI動画生成ツールの比較記事 をどうぞ。

よくある質問

Q1. KLING の無料プランで作った動画を YouTube の収益化チャンネルに使えますか?

規約どおりに読むと使えません。 Terms of Service 4.6 が、書面による許可なく出力物を商業目的で使用・頒布することを禁じているためです(2026年7月30日確認)。収益化条件そのものは AI動画で副業・収益化は現実的か にまとめています。

Q2. Runway は無料プランでも商用利用できますか?

規約上、プラン等級による制限は書かれていません(2026年7月30日、Terms of Use で確認)。ただし無料プランは透かし入りと読め、クレジットも一度きりのため実務では有料前提です。

Q3. 結局どちらが安いですか?

「1本あたり」で見るか「1クレジットあたり」で見るかで逆転します。 5秒1本の消費が最少なのは Gen-4 Turbo(25クレジット・約40円)ですが、プラン内クレジットの単価は入門・最上位帯とも KLING が安いです。画像から動かす短尺なら Runway、音声つき1080p以上を量産するなら KLING

Q4. 日本語のプロンプトは通りますか?

KLING は VIDEO 3.0 のネイティブ音声が日本語を含む5言語に対応し、公式サイトにも日本語版があります(2026年7月30日確認)。Runway の UI は英語です。プロンプト精度の日英差は当サイトで未実測のため、実測後に更新します。

まとめ

  • 商用ライセンスの差がいちばん大きい。 Runway はプラン等級によらず商用利用を制限しないと明記。KLING は書面許可なしでは商用利用不可が既定で、有料メンバーになって解禁されます。
  • KLING にはブランド表示義務の条項があります(第4条4.5)。
  • 料金は見る軸で逆転する。 追加購入クレジットの単価は Runway が安く(約1.61円 vs 約2.44円)、プラン内クレジットの単価は入門・最上位で KLING が安い。
  • スペックの決定打はネイティブ4K・ネイティブ音声・最長15秒——Runway の自社モデルにない組み合わせです(Runway 上の第三者モデルなら可能ですが、実費は KLING より高くなります)。逆に Runway の強みは編集系(Aleph 2.0・Act-Two)と条文のシンプルさ。

画質の優劣はここでは判定していません。規約と単価という「先に確定できる部分」で候補を1つに絞ってから、少額課金で自分の画に合うかを試す——この順序なら、迷っている間の出費を最小にできます。

(料金・仕様・規約は2026年7月30日に Runway 公式および KLING 国際版公式 kling.ai で確認。KLING の会員プラン価格のみ2026年7月12日の実査値です。改定される場合があるため、契約前に必ず公式の最新表示をご確認ください。)