本記事にはプロモーション(アフィリエイトリンク)を含みます。機能・仕様は 2026年7月15日時点 の情報です。Vidu 側の仕様や提供地域は変更されることがあるため、最新の状況は各公式サイトでご確認ください。

「Vidu の参照生成って、キャラを一貫させられるらしいけど、実際どういう機能なの?」「日本から使えるの?」——この記事はその2つに答えます。

先に結論をお伝えします。Vidu の参照動画生成(Reference-to-Video)は、1枚の画像から被写体(キャラクター)の見た目を固定し、同じキャラを複数の動画にまたがって一貫して登場させられる機能で、動画生成AIの中でも発想として優れています。ただし——2026年7月15日時点で、この機能を日本から普通に使うことは実質的にできません。 理由は後述しますが、Vidu が国際版を畳んで中国本土向けに軸足を移したためです。

そこでこの記事では、まず「参照動画生成とは何か・何がすごいのか」を仕組みから解説し、そのうえで「日本から今すぐ同じような使い方をしたい人」向けに、日本の環境から普通に登録できてキャラ一貫性を実現できる代替ツールを紹介します。

そもそも「参照動画生成(Reference-to-Video)」とは?

動画生成AIで昔から難しかったのが、「同じキャラを、別のシーンでも同じ見た目のまま登場させる」ことです。テキストから動画を作ると、1本ごとに顔・髪型・服装が微妙に(ときには大幅に)変わってしまい、複数カットをつなげて1つのストーリーにしようとすると「別人が出てきた」状態になりがちでした。これがいわゆるキャラクターの一貫性(character consistency)問題です。

Vidu が打ち出した「参照生成(Subject Reference / Reference-to-Video)」は、この問題に正面から取り組んだ機能です。仕組みをかみ砕くと、こうです。

  • 被写体の画像を「参照(リファレンス)」としてアップロードする。 人物でも、動物でも、商品でも、アニメ調のキャラクターでも構いません。
  • モデルはその画像から被写体の見た目を「ロック(固定)」するわけです。
  • あとはテキストのプロンプトでシーンや動きだけを指示すると、被写体の同一性を保ったまま、別々の場面の動画を出力できます。

つまり「このキャラで、こういう場面を」という作り方ができる、というのが参照生成の核心です。テキストだけで毎回ゼロから生成するのとは根本的に違い、同じ被写体を軸に据えて複数の動画を作れるのが最大の違いです。

複数キャラ・複数参照にも対応

参照生成は「1キャラだけ」に留まりません。公開情報によると、Vidu の参照生成は複数枚の参照画像を組み合わせて、複数の被写体(キャラ・背景・小物など)を1本の動画に共存させる方向にも拡張されています。1〜4枚程度の参照画像とテキストを組み合わせて映画的なシーンを作る使い方や、さらに多くの参照を同時に扱ってストーリー性のある複数キャラ動画を作る、といった発展的な使い方が想定されています(※対応枚数などの具体仕様はバージョンや提供時期で変わるため、正確な数値は各バージョンの公式表記をご確認ください。2026年7月15日時点の第三者情報にもとづく記述です)。

これができると、たとえば「主人公とサブキャラを固定したまま、複数カットの短編を作る」といった、単発の動画生成では難しかった一貫した映像づくりが視野に入ってきます。Vidu の技術的な評価が高いのは、まさにこの発想の部分です。

Vidu の参照生成が「優れている」と言われる理由

念のため補足すると、Vidu の技術そのものは今も高く評価されています。開発元の生数科技(ShengShu Technology)は、テキスト・画像からの動画生成、とりわけ参照生成の分野で先行してきた企業です。参照生成が評価されるポイントを整理すると、次のようになります。

  • 被写体の種類を選ばない:人物に限らず、動物・商品・アニメキャラ・架空の存在まで「被写体」として固定できる汎用性。
  • 入力が軽い:理屈のうえでは画像1枚から被写体をロックできるため、凝った準備なしに一貫性を狙える。
  • 一貫性と制御性の両立:同じキャラを保ちつつ、シーンや動きはプロンプトで自由に変えられる——「固定するところ」と「変えるところ」を分けられる設計。

こうした発想は、後述する他社のキャラ一貫性機能にも影響を与えており、「参照画像でキャラを固定する」という作り方自体が、動画生成AIの一つの定番になりつつあると言えます。

しかし——日本から Vidu の参照機能は「実質使えない」

ここが本記事の肝心な注意点です。技術は優れていても、2026年7月時点で日本のユーザーが Vidu の参照生成を普通に使う導線は、事実上閉じています。

当サイトで実際に検証したところ、以下の状況が確認できました(詳細は別記事 Vidu AI は日本から使える?中国本土専用化の現状と代替ツール にまとめています)。

  • 公式ドメインが中国サイトへ転送されるvidu.com にアクセスすると、中国本土向けの vidu.cn へリダイレクトされます。
  • 使える英語版・日本語版が存在しない:サイトは全面的に中国語で、言語切り替えメニュー自体がありません。
  • 登録に中国の携帯番号(+86)が必須:新規登録の入力欄は「+86 手机号码」だけで、Google・メール・その他の手段では登録できません。

vidu.cn で参照生成(参考生視頻)を開こうとすると表示されるログイン画面。入力欄は「+86 手机号码」のみで、規約も全て中国語

要するに、参照生成という機能そのものは存在していても、日本のユーザーは入口の登録画面で止まってしまう、というのが現状です。「技術が終わった」のではなく、「日本からの利用導線が閉じた」と理解するのが正確です。実測ベースの詳しい状況は、上記の姉妹記事をあわせてご覧ください。

日本からすぐ使える「キャラ一貫性・参照生成」の代替ツール

「Vidu の参照生成のような使い方を、今すぐ日本語環境でやりたい」——そういう人のために、日本から普通に登録できて、キャラ一貫性を狙える代替ツールを目的別に紹介します。いずれも無料枠があり、Vidu のような中国番号の壁はありません。

なお、各社の参照機能について「対応可否・参照できる枚数・対応プラン」を公式ページの表記で横並びにした一覧は、動画生成AIのキャラクター固定、公式対応はどこまで? にまとめています。

PixVerse — 参照生成・キャラ一貫性の第一候補

PixVerse は、Vidu が得意としていた「同じキャラを一貫して登場させる」使い方に最も近いことができるツールです(生成画面の UI は 2026年7月15日時点では英語表示のみを確認)。とくに「Reference(参照)」機能では、参照画像を1〜7枚アップロードし、プロンプト内で @名前 の形で呼び出してさまざまな場面に登場させるという、参照生成にかなり近い作り方ができます。顔・髪・服装といった特徴を参照画像でアンカーし、複数カットにまたがって同じキャラを保つ——まさに Vidu で狙っていた方向です。

無料枠は登録ボーナスに加えて毎日クレジットが補充される仕組みで、「毎日少しずつ試す」型のお試しに向いています。Vidu の代わりを1つだけ選ぶなら、まずここから触るのがおすすめです。使い方の詳細は PixVerse の使い方完全ガイド にまとめています。

PixVerse の生成パネルの Reference タブ。「Upload 1–7 reference images to create video — for example, @image1 hugging @image2」と参照画像アップロード欄が表示される

DomoAI — アニメ・イラスト調の一貫キャラに強い

DomoAI は、実写やイラストをアニメ調・特定の作画スタイルに変換するのが得意なツールです。「一貫したキャラで、かつアニメ調で」という方向なら相性がよく、二次創作系・SNS投稿系の動画づくりと噛み合います。PixVerse でキャラを固定しつつ、スタイル面を DomoAI で寄せる、といった組み合わせも選択肢になります。

Pollo AI — 複数モデルを1画面で比較しながら試せる

Pollo AI は、Kling・Hailuo・Veo・Seedance など複数の動画生成モデルを1つの画面から使い分けられる集約型サービスです。参照画像を使った生成に対応するモデルも含まれており、「どのモデルのキャラ一貫性が自分の用途に合うか、まず横並びで試したい」という人に向いています。特定の1モデルに絞り込む前に、いろいろな出力傾向を比べたいときに便利です 👉 Pollo AI を無料で試す(クレジットカード不要)。使い方と料金は Pollo AI の使い方と料金 で詳しく解説しています。

いずれも無料で試せる枠があるので、自分の作りたい動画(実写寄りか、アニメ寄りか、複数キャラか)に合うものを1〜2本作って見比べるのが、失敗しない選び方です。各社の位置づけをまとめて見たい場合は、動画生成AIおすすめ比較 の枢軸ページもあわせてどうぞ。

参照生成で「キャラ一貫性」を高める実践のコツ

Vidu でも代替ツールでも、参照生成でキャラを安定させるには共通のコツがあります。ツールを乗り換えても効く考え方なので、ここで押さえておきましょう。

  1. 参照画像は「正面・十分な解像度・余計な要素が少ない」ものを選ぶ。 顔や特徴がはっきり写った1枚のほうが、モデルが被写体をロックしやすくなります。
  2. キャラの特徴を「言葉」でも固定する。 髪色・服装・体型といった要素を、毎回同じ順番・同じ表現でプロンプトに書くと、モデルに安定した手がかりを与えられます(キャラクターシート的に1ブロックを使い回すイメージ)。
  3. 変えるのは「シーンと動き」だけにする。 被写体は参照で固定し、プロンプトでは場面・カメラ・動作だけを指示すると、一貫性が崩れにくくなります。
  4. 複数キャラを出すときは、役割ごとに参照を分ける。 主役・脇役をそれぞれ参照で固定し、関係性はプロンプトで記述すると破綻しにくくなります。

よくある質問(FAQ)

Q1. Vidu の参照生成は無料で使えますか?

Vidu の中国本土サイト(vidu.cn)では、参照生成を含む機能に無料枠が用意されているとされます。ただし前述のとおり、日本からは登録自体に中国の携帯番号(+86)が必要なため、無料かどうか以前に、日本の一般ユーザーが利用開始する導線が閉じています。日本からすぐ無料で試したい場合は、PixVerse など代替ツールの無料枠が現実的です。

Q2. 代替ツールで Vidu の参照生成と同じことができますか?

「参照画像でキャラを固定し、別シーンでも同じキャラを登場させる」という核心部分は、PixVerse の Reference(参照画像)機能でかなり近いことができます。アニメ調に寄せたいなら DomoAI、複数モデルを比較したいなら Pollo AI、というように用途で使い分けると、Vidu 1本で完結していた部分を代替できます。

Q3. Vidu の国際版(英語UI)は復活しますか?

2026年7月15日時点で、国際版を再開するという公式アナウンスは確認できていません。vidu.com が中国本土サイト vidu.cn へ転送される状態が続いています。今後変わる可能性はありますが、少なくとも現時点では日本から便利に使える状態ではありません。最新の検証は Vidu AI は日本から使える? を随時更新しています。

Q4. 参照生成とテキストからの動画生成、どちらを使うべき?

同じキャラ・同じ被写体を複数の動画にまたがって使いたいなら参照生成、単発の映像を毎回自由に作りたいならテキストからの生成、という使い分けが基本です。ストーリー性のある連続カットや、キャラクターを立てたコンテンツを作りたい人ほど、参照生成の恩恵が大きくなります。

まとめ

  • Vidu の参照動画生成(Reference-to-Video)は、画像1枚から被写体を固定し、同じキャラを複数の動画で一貫させられる機能で、発想として優れています。複数参照による複数キャラ動画にも拡張されています。
  • ただし2026年7月15日時点で、Vidu は国際版を畳んで中国本土向けに移行しており、vidu.comvidu.cn へ転送、登録に中国の携帯番号(+86)が必須のため、日本からは参照生成を含めて実質利用できません
  • 日本から今すぐ「キャラ一貫性・参照生成」を使いたいなら、日本語対応でキャラ固定に強い PixVerse を第一候補に、アニメ調なら DomoAI、複数モデル比較なら Pollo AI を用途で使い分けるのが現実的です。
  • どのツールでも、参照画像の質と、特徴を言葉でも固定するプロンプト設計が、キャラ一貫性を高める共通のコツです。

まずは代替ツールの無料枠で、あなたの作りたいキャラ動画に合うかを確かめてみてください 👉 PixVerse を無料で試すPollo AI を無料で試す

※本記事の参照生成の仕様は2026年7月15日時点の公開情報にもとづく記述で、一部は第三者情報を含みます。Vidu のドメイン転送・登録要件は当サイトが2026年7月に確認した内容です。各社の仕様は変更されることがあるため、最新の状況は公式サイトでご確認ください。

参照リンク(一次情報・参考)Reference to Video AI — Vidu 公式Vidu Subject Reference 機能の解説(AIbase)How to Create Consistent Characters — PixVerse 公式ブログ